中津城
なかつじょう
続日本100名城 No.191
- 場所
- 大分県中津市二ノ丁本丸(地図)
- 築城時期
- 安土桃山時代(1588年)
- 築城主
- 黒田孝高(如水)
- 主な城主
- 黒田氏、細川氏、小笠原氏、奥平氏
- 分類
- 梯郭式平城(海城)
- 遺構
- 石垣、堀
- 概要
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豊臣秀吉より豊前国を与えられた黒田孝高(官兵衛、如水)が1588年に築城を開始した平城。周防灘に臨む中津川河口の地に位置し、石垣は近世城郭のものとしては九州最古のものであり、堀には海水が引き込まれ、今治城・高松城とともに日本三大水城の一つに数えられる。関ヶ原の戦いの後、黒田氏が筑前を加増されて名島城に転封となるが、引き継いだ細川忠興により大修築が行われる(本丸北側の石垣に黒田氏の時代と細川氏の時代の境目の痕跡が残る)。細川興秋の代に扇形の縄張りに拡張され、完成。細川家の熊本藩転封後は小笠原氏が中津藩藩主となり、1717年に奥平氏が入封した後は明治維新まで奥平氏が城主を務める。
明治に入ると廃藩置県により中津県の県庁が置かれ、小倉県への併合後は中津支庁が置かれる。御殿を除いた建造物が破却されるが、1877年の西南戦争でその御殿も焼失する。
1951年、大分県の史跡に指定される。1964年、奥平家を中心に模擬天守が築かれる(中津城の天守はその存在も含めて詳細は不明)。1981年、中津市の史跡に指定される。
中津川城、扇城、小犬丸城、丸山城の別名あり。
- 公共交通機関による
アクセス - JR日豊本線 中津駅から徒歩15分。
- 100名城スタンプ
- 探訪記の該当部分
- 大分100名城(1)―中津城
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