ロサル・パーティー会場2月14日に「本日はチベット正月ロサル」という記事を書いたが、この日は2週間遅れ(会場確保などの都合でこの日にずれ込んだとのこと)でロサル・パーティーが東京都内で開かれ、在日チベット人の方々がチベット料理を作って私たち日本人をもてなしてくれた。
会場に来てみると、祭壇が設けられてダライ・ラマ14世猊下のお写真が飾られている。来訪者は一人ひとり、その祭壇に相対してチベットの伝統的な作法で法皇様に祈りを捧げる。
そして会場中央のテーブルにはモモ(チベットのギョーザ)、チョメイン(チベット式焼きそば)、フィンシャ(春雨と野菜のスープ料理)、シャドクツォ(ゆで肉)、スウェン(肉団子)、カプセ(チベットのクッキー)、ツァンパ(麦こがし)、バター茶など、ロサルに欠かせないチベット料理の数々が並んだ。
モモ |
チョメイン |
フィンシャ |
カプセ |
立食式のアットホームな雰囲気の中、日本人とチベット人で、日本人同士で、楽しく会話を弾ませながらチベット料理に舌鼓。
立食形式で会話を楽しみつつ食事 |
盛り付け一例 |
中でも私が注目したのが、今回初めてお目にかかる「ザ・主食・オブ・チベタン」ツァンパだった。日本で言えばはったい粉みたいなもので、そのまま食べると粉っぽさばかりが感じられる。そこで、現地で行われるように、バター茶を混ぜて練りながら食べてみると、これがなかなかいける。
そんなマニアック?なことをやっているのを見た知人(女子)が、
「きゃーーー!!
ツァンパをバター茶でコネコネするのが夢だったんですよ♪」
――ここにもマニアが一人(-_-;
「ザ・主食・オブ・チベタン」ツァンパ |
バター茶でこねたツァンパ |
ところがこのツァンパ、ゴルフボール1個分ぐらいの大きさだけでも満腹感がかなりくる。少量で満腹になるのは省エネ的でいいのかもしれないが、他の料理ももっと味わいたい今回の食事会ではちょっと障害になってしまった。
チベット風赤飯追加!
料理はたっぷりと出され、8時前ぐらいになると皆さん満腹気味。
そこへ・・・
「チベット風赤飯(チベット名失念デシー*)炊けましたよ! 皆さんどんどん食べてください!」
――いえ、お気持ちは嬉しいですが、もうお腹いっぱいです・・・
ということで、おにぎりにしてお持ち帰りとなった。
料理は勿論美味しかったが、それより何より、もてなしてくれたチベット人の皆さんの心遣いが嬉しかった。
「彼らをこれからも支援していきたい」
そんな気持ちを新たにさせられた、心の温まる食事会だった。
*ヌーhiron様、ツァンパコネコネまにあ様、情報ありがとうございました!
チベット風赤飯→「デェシー」って言うそうですね。
友だち(日本人ですけど)が仏教催事で作った残りものを
おにぎりにして持ってきてくれました。
2008年4月、チベット・ピースウォークの夜、キャンドルナイトの時でした。
レーズンが入ってほんのり甘かったです。
私も、チベタン手作りの美味しい「モモ」を食べたことあります。
去年のお花見リンカで、鍋釜コンロ持参のチベタンが
「モモ+辛いシチュー+ナンみたいなパン」を作ってくれました。
男性も一緒になって調理が始まり、ワイワイ賑やかで楽しかったです。
ヌーhiron様
そうそう、それです! ありがとうございました。ツァンパコネコネまにあさん(笑)からも同様のご指摘がありました。
そう。ほんのり甘いんですよね。私はレーズンが苦手で、ウイグルでポロを食べた時にはレーズンの風味が口いっぱいに充満して気持ち悪くなったこともあるのですが、デシーはなぜかそのレーズンの風味がむしろ心地よかったです。
https://www.a-daichi.com/travelogue/2002_2_silkroad/18wulumuqi3.html
カズさん、初めまして。
mixiから流れてまいりました、たろこまま@北海道です。
垂涎モノの料理の数々に涙しています・・・ああ、私もツァンパこねこねしてみたいです(T_T)
本場のお料理、お腹いっぱいになるまで食べてみたいです。
せめて本州と陸続きだったらな、と思うのでした。
またよらせていただきます^^。
たろこまま様
すみません。なぜか、たろこままさんのコメントがスパムに振り分けられていて、先ほどそれにようやく気づいて承認させていただきました。
私もチベット料理をもっともっと食べたいのですが、チベット料理専門店は東京にも見当たらないです(T_T。ツァンパコネコネもまたやりたいし――こうなったら、本土か?
チベットが気軽に行くことのできる土地になるような大きな”変化”が起きてくれるといいんですけれどね…。