明けましておめでとうございます。
ってこの時期に何を言うか?という声が聞こえてきそうだが・・・。
最初に断わっておくが、旧暦の正月だからではない。中国で暮らしていた数年前ならまだしも、今や旧暦の正月を祝う理由は完全に無くなった。
では、なぜ「明けましておめでとう」なのかというと・・・
本日はチベット暦の正月=ロサル(Losar)なのである☆
チベットが、そしてチベットの人々が、新しい年を迎えたわけだ。
チベットの新しい1年は、どのようなものになるか――チベットは相変わらず難しい状況に置かれているが、ほんの少しでも、いやできれば劇的に、昨年よりもいい1年になってほしいと願うばかりである。
ところが・・・
冒頭でも書いたが、今年はたまたまロサルが旧暦の正月=春節と重なってしまった。それをいいことに、中国共産党お抱え報道機関は、チベット人が春節を祝っているかのように見せる記事を躍起になって報道している。
例:http://japanese.cri.cn/881/2010/02/12/144s154727.htm
チベット文化と中国文化は全く別ものなのだし、今年ロサルと春節が同日になったのはあくまで偶然なのだから、リンクさせるのはやめていただきたい。
チベットの人々が祝うのは、あくまでロサルであり、春節ではないのだから。
さて、年明け早々、ビッグイベントが開催される。
ダライ・ラマ法皇とオバマ米大統領の会談だ。
チベットのリーダーとアメリカのリーダーとの会談、ということ以外に、この会談はもう一つ、重要な意味がある。
ダライ・ラマ法王は1989年の、オバマ大統領は2009年の、ともにノーベル平和賞受賞者であるという点だ。
ちょうど20年の時を経て同じ平和賞を受賞した者同士の会談ということで、このイベントは単に世界に影響力を持つリーダー同士の会談、ということにとどまらず、平和イベントとしての会談たり得ることが期待される。
案の定、中国共産党が横やりを展開しているが、これに屈することなく、実りある会談を実現させてほしい。
チベットに平和を!
世界に平和を!
<ロサルの歌>
歌うはあのTechungさんです!
HAPPY LOSAR !!!
チベットに吉兆と繁栄が訪れますよう。
テチュンさんが「2010年ロサルソング」を配信されています。
できたてほやほやでYUTUBEはまだみたいですが。
http://ray-light.net/songs/2010losar/
ヌーhironさん
ロサル・タシデレ!(チベット語ではこう言うのですね)
テチュンさんの「2010年ロサルソング」情報ありがとうございました。
早速聴かせていただいています。