バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

大陸中国・山東省

煙台、青島 ~海の街から海の街へ

2004年9月30日

朝の煙台の風はすがすがしい。毓璜頂公園では、体操や剣舞など、中国ではお馴染みの朝の風景が行われている。
洋館が立ち並ぶ、海辺の煙台山公園では、灯台の上から煙台のビーチを一望することができる。
煙台の海辺の遊歩道
煙台の海辺の遊歩道。バックに
見えるのが煙台山公園の灯台
そのビーチには、1kmほどの遊歩道があった。空は生憎、曇っていたが、海の開放感はやはり格別である。陸の方に目をやると、洋風の建築物が立ち並んでおり、雰囲気を引き立てている。
海辺に洋風があれば、街中には中国風である。煙台市博物館だ。ただし、博物館とは言っても、ここは清末に立てられた福建会館として、建築物を楽しむのが正しい参観の仕方かもしれない。

正午すぎ、バスで次の目的地・青島へ向かう。海の街から海の街への移動だが、山東半島を横切る形になるので、海とは数時間のお別れだ。

青島のバスターミナルは、思いの外街中から離れていた。バス停の位置もよく分からない。仕方が無い。タクシーを利用することにしたが、昨日のことに懲りて、向こうから声をかけてこない車を選んだ。
この選択は吉と出た。運転手は通常の運賃だけで、私の宿探しを手伝ってくれた。結果、彼の紹介してくれた天河賓館は、最初の1日は160元、連休期間に入った2日目以降は180元。青島駅やビーチにも比較的近い。このご時世、この青島という都会においては、これ以上を望んでは贅沢であろう。今回は、握手で友好的に運転手と別れて、ここを青島での宿に選んだ。

天主教堂
天主教堂
青島駅
青島駅

次の目的地へ向かう列車の切符を買い求めるため、外出する。途中、古めかしい教会が目に入ってきた。青島がドイツの租借地だった時代に建てられた、天主教堂である。また、外出の目的地だった青島駅の切符売り場も、その時代に建てられたものである
ほんの少し歩いてみただけで、青島の独特な街並みを楽しむことができる。明日からの本格的な街巡りが俄然、楽しみになってきた。

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