2019年5月5日
100名城巡りの旅で富山、石川の城を制覇してきたが、所要のため福井は福井城だけで終わらせ、京都へ。
京都で100名城、続100名城に登録されているのは意外にもそれぞれ1つずつだけだ。(あの有名な伏見桃山城が入っていないが、本物の伏見桃山城があった場所は現在明治天皇陵となっていて立ち入りが禁止されているためらしい)
この日は、午後からメインの用事があったため、使えたのは午前中のみ。京都駅から福知山線で終点の福知山まで行き、訪れた城は福知山城(続日本100名城 No.158)だ。
列車が福知山駅に到着する直前、天守閣が見えた。福知山城の全景を一番いいアングルで見ることができるのは、恐らくこの瞬間だろう。
列車内から見た福知山城福知山城は、明智光秀が築いた城で、江戸時代には福知山藩の居城となり、朽木氏がこの地を治めた。明治の廃藩置県で廃城となって石垣を残すのみとなり、現在の建築物は1980年代に再建されたものである。
駅から城までは東へ歩いて約15分。歩いているうちに、ビルの陰から高台の上の大天守と小天守が見えてくる。
間近に見る福知山城近くから見るとなかなかの迫力。1層目と2層目の壁が格子模様の木板で組まれているのが特徴的だった。
なお、当時は知識も浅く気づきもしなかったのだが、この城の石垣には建材として墓石が転用されているとのことだ。
2019年5月6日
京都市内で1泊。今回の旅で最後に訪れた城は、言わずと知れた二条城(日本100名城 No.53)だ。スタンプを貰うために入場料を支払って入城したが、もう何回目になるだろう。
二条城二の丸御殿二条城は、関ヶ原の戦い後に徳川家康が築城したもので、家康将軍就任の祝賀の儀が行われた、徳川幕府始まりの場所であり、そして徳川慶喜が大政奉還を宣言した、徳川幕府終わりの場所でもある。
現存する唯一の御殿群として国宝に指定された二の丸御殿に入城。障壁画や鴬張りの廊下など、400年の歴史を体感する。
二の丸御殿の西隣には本丸御殿もあるのだが、こちらはこの時改修中で見ることができなかった(2024年度に再公開予定)。
二の丸御殿横の大休憩所で100名城のスタンプを頂いて外に出たが、まだ時間があったので、初めて二条城の周りを1周してみた。
二条城の堀こうして堀や石垣に囲まれている姿を見ると、大阪冬の陣で本営として使われた歴史もある二条城は確かに「城」なのだな、と実感させられる。
今回の城巡りは、これで終了。
富山:富山城、高岡城、増山城
石川:七尾城、金沢城、鳥越城
福井:福井城
京都:福知山城、二条城
と、5日かけて9つの城を巡ることができた。
しかし、日本100名城と続日本100名城とで合わせて200。まだ20分の1にも達していないのだ。
これは――一生かかるかな。
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