名胡桃城
なぐるみじょう
続日本100名城 No.115
- 場所
- 群馬県利根郡みなかみ町下津(地図)
- 築城時期
- 戦国時代(1492年)
- 築城主
- 沼田氏
- 主な城主
- 真田氏(鈴木重将)
- 分類
- 連郭式山城
- 遺構
- 曲輪、土塁、土橋ほか
- 概要
-
利根川と赤谷川の合流近くの断崖部に築かれた山城。1492年に沼田城の支城として上野沼田氏によって名胡桃館が築かれたのが最初とされる。
1579年、武田勝頼が家臣の真田昌幸に命じて、後北条氏から沼田領を奪取するための前線基地として、昌幸が攻略した名胡桃館の隣接地に城を築かせた。武田氏の滅亡後も名胡桃城は沼田城の有力な支城として北条軍を退けた。1587年、豊臣秀吉の仲裁により、利根川を挟んだ沼田城を含む2/3を北条が、名胡桃城を含む残り1/3を真田が治めることになるが、北条は偽の書状で名胡桃城までもを奪う(名胡桃城事件)。これがきっかけとなって秀吉は1590年、小田原征伐を行い、北条氏を討ち滅ぼす。その後、真田氏は全沼田領を安堵し、沼田城は真田氏に返還され、名胡桃城は廃城となる。
1949年、「名胡桃城址」として群馬県指定史跡に指定される。
- 公共交通機関による
アクセス - JR上越線 後閑駅から徒歩40分。
- 100名城スタンプ
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名胡桃城址案内所(地図)
- 探訪記の該当部分
- 北関東100名城(3)―名胡桃城、沼田城
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