バス憧れの大地へ

雑記ブログ

【告知】『自由への道―チベット』― 世界人権デーにチベットの人権を訴えるデモ行進―(終了)

世界人権週間の12月4日に新宿でチベットの人権を訴えるデモ行進を行います。
寒い時期の行進となりますが、心は熱く、コールも熱く、道行く人々にチベットの人権について訴えていきましょう!!

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1959年のチベット民族蜂起から既に50年が過ぎました。いまでも「言論・教育・宗教の自由」を求める発言や平和的抗議を行ったチベット人たちは、中国共産党による一党独裁政権により政治犯として囚われています。不当に連行されたチベット人たちが酷い拷問を受けていることは、釈放された方々の多くの証言によって明らかにされており、私たちはこの深刻な人権侵害を危惧しています。

そして2008年、北京オリンピック開催の年に起きた武力弾圧は、皆さんの記憶に新しい事と思います。このときの行方不明者は数千名余と報告されていますが、中国は内政干渉として未だに国際機関(国連拷問禁止委員会等)による調査を受け入れていません。

チベットにおける人権状況は何ひとつ変わっていないのです。

また、今年に入り授業での中国語使用を強制する中国青海省での新政策に対し、多くのチベット人学生がチベット語の保護を求め抗議しています。言語を奪われる、それは民族文化の魂までをも失うことになるでしょう。中国政府による人権弾圧は、チベット人として生きる権利を奪い、言葉を奪い、文化を奪い、さらに彼らが大事に守ってきた環境までも破壊し奪っています。地球の大事な宝が消されつつあるのです。

これは遠いどこかの国で起きているのではありません。私たちの住む日本の隣国で起きているのです。チベットの人権が侵され続けている現実を、黙って見過ごすわけにはいきません。

世界人権週間に臨み、今も暗黒の世界で苦しむ声無き声を伝えるため、日本の方々に訴えて歩きます。

■ 日時:12月4日(土) 12:00開始(雨天決行)
■ 集合場所:新宿区柏木公園(新宿駅西口徒歩5分)。
>>Google Map地図で見る

■ 主催:2010チベット人権デモ実行委員会
ホームページ http://tibet.holy.jp
メールアドレス tibetjinken@yahoo.co.jp
■ 協力:Students for a Free Tibet、チベット交流会、TCJ、宗派を超えたチベットの平和を祈念する在家・僧侶の会(スーパーサンガ)

一般の方々から賛同の得られる内容とし、チベットのイメージを落とさないデモ行進を目指します。

○注意事項
・決められたコールに従ってください。
・警察およびスタッフの指示に従ってください。
・デモ行進時には、主催者の用意した配布物以外は禁止です。
・デモ行進途中に万が一事故に遭った場合、主催者は責任を持ちません。
・寒い時期ですので、各自体調管理にご注意ください。
・報道機関の取材が入る可能性があります。ご了承ください。
・旗はチベット旗のみご用意ください。主催者側で、日章旗を1つ掲げます。
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皆様、何卒ご参加の程宜しくお願い申し上げます。

※このアクションは終了しました。

被災のラダックとドゥクチュへ支援のお願い

震災のジェクンド、先日第一報を書いた地滑り被害のドゥクチュのほか、チベット文化が伝わるインド・ラダックでは洪水が発生と、ここのところチベットで天災が相次いでいます。

今月発生したラダックとドゥクチュの被災に関し、ダライ・ラマ法王事務所から支援のお願いのアナウンスがありました。
https://www.tibethouse.jp/news_release/2010/100816_bokin.html

何卒ご協力お願い致します。

【終了】「聖地チベット展」ツッコミツアー画策中

※下記のイベントはいずれも終了済みです。

上野で行われている盗品展示会「聖地チベット展」、一度は敵情視察しなければ、と思いつつ今のところ行けていない。
最大の理由は、
   入場料1500円
どう考えても、あの展示会に1500円もの大金を払うだけの価値があるとは思えないのだ。
せめて1000円以内で何とかならないものか・・・
と思っていたところに、某オークションサイトで出品されているチケットを発見! 試しに入札してみたところ、私以外に熱心な入札者はおらず、あっさりと960円で落札。4枚までOK、とのことだったのでありがたく4枚購入させていただいた。

20091206_1

え、そんなにたくさん買ってどうするんだ、って?
実は、希望者を募って「『聖地チベット展』ツッコミツアー」など画策中。
この展覧会を考える講演会で配布されている資料を基に、希望者を引き連れて私が周りの方々にも聞こえるように解説(ツッコミ)を入れながら参観する、というものです。
日程は未定ですが、年内いずれかの土日祝にでもやれたらと。参加費はチケット代プラスアルファで1000円(予定)。
今のところ募集参加者は最大5人まで参加可能です。

ご希望の方は、コメントもしくはメールフォームにてご連絡ください。終了しました

映画“Leaving Fear Behind”「恐怖を乗り越えて」の制作者解放を!

以前、中国の支配に対するチベット本国の人々の本音を描き出した映画“Leaving Fear Behind”「恐怖を乗り越えて」について少しだけ紹介した。その時の記事の最後に、「取材に当たったトンドゥプ・ワンチェン氏とその助手のジグメ・ギャツオ氏は撮影が終わった直後に拘束された」との情報を記載した(ジグメ・ギャツオ氏はその後解放された)が、そのトンドゥプ・ワンチェン氏が健康状態の悪い中、「裁判が近く行われる可能性が高く、重刑を科せられる見込みが高まっている」との情報が入りました。

以下、ロンドンの若松さんから頂いた情報を転載(いつもありがとうございます)。

ITSNより

映画‘Leaving Fear Behind’「恐怖を乗り越えて」のDhondup Wangchen(昨年3月、同ドキュメンタリー映画の撮影終了後に、逮捕)の安否が気遣われています。彼の家族から寄せられた情報とアムネスティ国際本部からの情報によると、彼の裁判が近く行われる可能性が高く、重刑を科せられる見込みが高まっているとのことです。Dhondup Wangchenの家族は、彼の弁護を引きけた弁護士が中国当局によリ、事実上、弁護停止を強制され、彼の裁判は法的弁護を受けられないまま秘密裏に行われる可能性非常に高く、強い懸念を語っています。Dhondupは現在Xining(管理人註:西寧)市、No.1 Detention Centre(第一留置場)で拘束されおり、尋問の際に受けた拷問によるものと 持病のB
型肝炎にたいする治療が全く受けられていないことから健康状態が大変悪いことが報告されています。

Reporters Without Borders (国境なき記者団)のHPからDhondup Wangchenのためのオンライン署名ができます。
http://www.rsf.org/Free-Dhondup-Wangchen.html
(彼の奥様によるチベット語の動画あり)

上記のURLより、オンライン署名にご協力お願いします!

「聖地チベット – ポタラ宮と天空の至宝 – 」展に抗議を!

※下記のイベントはいずれも終了済みです。

チベットを侵略して寺院を破壊し尽くした中国共産党がそこから盗んだ「盗品」による展示会が、東京で行われようとしている。

2009年4月から6月にかけて福岡で、8月23日までは札幌で開催され、。そして9月から2010年来年の1月の間は東京・上野で開催予定の
聖地チベット― ポタラ宮と天空の至宝 ― 」だ。

この悪だくみの第1の問題点は、冒頭にも書いた通り、

  • この展示会の展示品が、侵略の結果中国がチベットから奪った「盗品」ばかりである

という点である。

第2の問題点は、

  • 「ダライ・ラマ14世猊下がお生まれになった後」について一切触れられていない

ことである。「中国侵略以後のチベット文化の多大なる受難の時代が存在しないことにしよう」という政治的な意図が見え隠れする。

チベットを支援するライターの長田幸康氏に言わせれば「こんなこと、欧米だったら即、座り込みの抗議活動が行われる」ものなのだが、日本でそういうことをやってもひんしゅくを買うだけだろう。
日本人気質になじむ抗議の方法は――ということで、先日、アクションが立ち上がった。
ハガキ、FAX、電話で上野の森美術館を抗議で埋め尽くしてしまおう!というものだ。

題して、
侵略された聖地チベット
– ポタラ宮と盗まれた天空の至宝 –

http://www.seichi-tibet.com/

以下、「プレスリリース」より引用。

中国政府が提供したチベット美術が日本中を巡回中!
緊急アクションをはじめましょう!

2009年7月13日

東京-日本在住のチベット人とチベット・サポーターたちは、7月に北海道立近代美術館(札幌)、9月に上野の森美術館(東京)で開催される「聖地チベットーポタラ宮と天空の至宝-」展について一般の人々に注意を促しています。

この展覧会は2009年4月11日に九州国立博物館から始まり6月14日までの開催期間中、10万人以上が会場を訪れ、成功のうちに幕を閉めました。

ポタラ宮から出展された沢山の美術品が展示されたこの展覧会は、中国政府によって主催され、いくつかの日本企業がスポンサーとなっています。しかし、展覧会では中国がチベットを侵略した1949年以降の歴史や、ダライ・ラマ14世については一言もふれておらず、チベットが歩んだ苦悩の50年間についてもまったく言及されていません。そのため、多くの展覧会訪問者はチベットで現在何が起こっているかを知ることなく、帰途につくことになっています。

この展覧会はまるで中国政府がチベット支配を正当化するための道具のように見えます。ダライ・ラマ法王が、中国政府は「文化的大虐殺」を侵している、と言うように、チベット文化を消滅させようとしている張本人によって後援された展覧会なのです。

私たちは、NYに拠点を持つチベット支援団体、IAATE 代表のソナム・ワンドゥー IAATE 代表によって書かれた公開書簡を主催者やスポンサーに送り、メディアや草の根キャンペーンを通じ、この展覧会についての認識を一般の人々の間で高めようとしています。

日本在住のチベット人とチベット支援者たちは、展覧会期間中に様々な抗議活動を予定しています。また、私たちは、世界中のチベット人やチベット支援者たちがこの抗議声明を支持し、上野の森美術館をはじめ、スポンサー企業(下記参照)に手紙を送ることで参加し、このキャンペーンを支持するように呼びかけています。また、これを支持した全ての団体の名前は順次、キャンペーンのウェブサイト www.seichi-tibet.comに掲載します。

中国政府が欲するように、国際社会からチベット支配に関する好ましい意見を引き出すことはもはや不可能だということを、日本の人々や中国政府に知らせることが、今こそ必要なのです。

ハガキやFAXの抗議文は上記サイトでPDFファイルをダウンロードできるのでそれをプリントアウトしてご利用ください。

チベットの間違ったイメージを日本人の中に植え付けることを何としても阻止しましょう!

何卒宜しくお願い致します!!

<追記>
Students for a Free Tibet NYのテンジン・ドルジェさんからも呼びかけていただきました!

http://seichi-tibet.com/news/category/english/

勝利!チベットの聖なる山が守られた!

先日のエントリーで、チベット・マルカム県のセル・グー・ロ山が鉱物採掘の危機にさらされ、地元民と治安部隊のにらみ合いが続いている、と書いたが・・・
今朝、出勤前にメールをチェックしていると、Students for a Free Tibetからメールが届いていた。

VICTORY! Tibetans Save Sacred Mountain

We are overjoyed to report that Tibetans have successfully
stopped mining operations at Ser Ngul Lo mountain!

Thank you to everyone who responded to our urgent appeal for
action last week; more than 2,800 faxes were sent to the Chinese
government. Your actions have made a difference for Tibetans in
Markham County who have been peacefully protesting for months to
save this sacred mountain. Read more:
http://www.studentsforafreetibet.org/article.php?id=2001

On Monday security forces were withdrawn from the area after an
agreement was reached between the Tibetan community and Chinese
officials. Negotiations continue over the clean up of toxic
chemicals left over from previous mining operations, which local
Tibetans believe have poisoned water sources leading to the
deaths of both people and cattle.

As we share news of this remarkable victory, we are aware that
the situation inside Tibet remains incredibly tense.

Chinese armed forces are patrolling the streets of Tibetan towns
and villages, and we hear of harsh prison sentences, arrests,
and beatings almost daily. And yet, by barring foreign
journalists and closely monitoring phone and internet
communications, the Chinese government has effectively stopped
news and images of its ongoing military crackdown from reaching
the outside world.

最初の一行を読んで、踊り上らんばかりの喜びが込み上げた。

以下、翻訳。

勝利! チベットの人々が聖なる山を守った。
私たちは、チベットの人々がセル・グー・ロ山での採掘行為を中止させることに成功したことを、大いなる喜びをもってここに報告する。

まずは、アクションを起こすことを求めて先週私たちが提示した緊急アピールに応えてくれた皆さんにお礼を言いたい。2800以上のFAXが中国政府に送られた。皆さんのアクションは、この聖なる山を守るために平和的な抵抗を何か月も続けてきたチベットの人々にとって大きなプラスとなった。詳細は以下。
http://www.studentsforafreetibet.org/article.php?id=2001

月曜、チベット人コミュニティと中国当局との間で合意に達した後、治安部隊は当エリアから引き揚げられた。交渉は、先の採掘行為から残留した、人も家畜も死に至らしめると地元民が強く考えている有毒化学物質が浄化されるまで続く。

この注目すべき勝利のニュースを共有すると同時に、私たちはチベット本土の状況が今でも信じられないほど緊迫していることを忘れてはならない。

中国の軍隊はチベットの町や村の通りをパトロールしており、過酷な懲役刑、逮捕、殴打といったことがほとんど毎日耳に届いてくる。そして、外国人ジャーナリストをシャットアウトし、電話やインターネットでのコミュニケーションを注意深く監視することで、中国政府は軍事力による取り締まりのニュースとイメージが外界に届くのを効果的に阻止しているのだ。

以下、別件が続くが、それはまた別の機会ということにして・・・

やったあ!!
非暴力闘争の勝利!!

チベット人、そしてチベットサポーターにとって、これは勇気づけられるニュースである。

しかし、上に書いた内容の最後の部分・・・
そう。このニュースは辛うじてSFTには届いたものの、中国政府によって伝達が阻まれている可能性が高いのである。
現地のチベットの人々を勇気づけるであろうこのニュースが彼らに伝わらないかもしれないのかと考えると、それが残念でならない。

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【take action!!】チベットでの鉱山盗掘に抗議を(終了)

チベット支援団体「Students for a Free Tibet」のアメリカ本部からTake Action!お願いのメールが届いた。
中国によるチベット鉱山の採掘(=盗掘)に抗議するものである。

Tibetans in Tibet are appealing for help to stop a Chinese company from mining a sacred mountain. Hundreds of people have been peacefully blockading the main road leading to Ser Ngul Lo Mountain in Markham County since May 16th. Tibetans in the region believe mining is poisoning water sources, leading to the deaths of both people and cattle. More than 300 armed security forces have been deployed to the area, and the situation on the ground is reported to be incredibly tense.

Under Chinese occupation, Tibetans are routinely denied the right to determine the use of their own land and resources. Any Tibetan who dares to oppose mining operations is at great risk of arrest, imprisonment, and even torture.

Help protect Tibetans in Markham and their sacred mountain. Let the Chinese government know the world is watching.

1) Fax the letter below to China’s Permanent Representative to the United Nations, Zhang Yesui, calling on the Chinese government to immediately withdraw security forces from the region and to protect Ser Ngul Lo Mountain from mining operations.

2) Call the following Tibet Autonomous Region (TAR) offices in
Lhasa and express your concern over the situation in Markham
County.
Note: Lhasa is 12 hours ahead of Eastern Standard Time (EST)

Secretary of the Chairman of the Tibet Autonomous Region (TAR):
Chairman Qiangba Puncog
Zhuren 1 Kang’angdonglu Lasashi 850000,
Xizang Zizhiqu,
People’s Republic of China Salutation:
Dear Chairman
Ph: (86) 891 632 5889

TAR People’s Government Office: Ph: (86) 891 633 2067
TAR People’s Congress Office: Ph: (86) 891 683 2423

You can take action on this alert either via email (please see
directions below) or via the web at:
http://actionnetwork.org/campaign/markham/8w7n8n72vjntkxjm?

Visit the web address below to tell your friends about this.
http://actionnetwork.org/campaign/markham/forward/8w7n8n72vjntkxjm?

We encourage you to take action by August 1, 2009

URGENT: Protect Tibetans and Ser Ngul Lo Mountain

INSTRUCTIONS TO RESPOND VIA THE WEB:
If you have access to a web browser, you can take action on this
alert by going to the following URL:

http://actionnetwork.org/campaign/markham/8w7n8n72vjntkxjm?

INSTRUCTIONS TO RESPOND VIA EMAIL:
Just choose the “reply to sender” option on your email program.

Your letter will be addressed and sent to:
Ambassador Zhang Yesui

—-THIS LETTER WILL BE SENT IN YOUR NAME—-
Dear [decision maker name automatically inserted here],

I am gravely concerned about reports that Chinese armed security
forces have been deployed to stop a peaceful protest by Tibetans
in Markham County in Chamdo prefecture (TAR). The Tibetans are
appealing for an end to mine operations at Ser Ngul Lo Mountain
– considered sacred by the local people.

Local sources report that approximately 500 Tibetans continue to
blockade the road leading to Ser Ngul Lo Mountain, although
officials in Markham told Radio Free Asia on May 27 that the
standoff was close to being resolved.

Ser Ngul Lo Mountain is considered sacred by Tibetans and is
also a source of income for local farming communities. Despite
opposition from the Tibetans in the region, Chinese officials
have authorized Zhongkai Co, a Chinese mining and lumber company
to conduct mining operations that will cause irreversible
environmental damage to the mountain. Local Tibetans believe
that mining has already contributed to water contamination in
the region, leading to the deaths of both people and cattle.

In response to this protest, the Chinese authorities have vowed
to forcibly remove the Tibetans and have reportedly deployed at
least 300 armed security forces to the blockade site.

I call on the Chinese government to immediately withdraw
security forces from Markham and to negotiate with local
Tibetans an end to mining operations at Ser Ngul Lo Mountain.

—-END OF LETTER TO BE SENT—-

英語じゃ分からん!という方、ご安心を。日本語も以下に掲載。

チベットに住むチベット人たちは、中国企業による聖なる山での鉱山採掘を中止させることへの支援を求めています。5月16日以来、セル・グー・ロ山に至るマルカム県のメインストリートを何百人もの人々が封鎖してきています。チベット人の信仰では、鉱山採掘は水源を汚染し、人も家畜も死に至らしめられると信じられています。300人を超える治安部隊がそのエリアに配置されており、現地の状況は恐ろしく緊迫していると伝えられています。

中国による支配の下、チベット人たちは例によって自分たちの土地と資源を使用する決定権を否定されています。採掘行為に反対するチベット人は逮捕・投獄・果ては拷問という大きな危険にさらされています。

マルカムのチベット人と彼らの聖なる山を助けて下さい。中国政府に、世界が注目していることを知らしめましょう。

1) 下記の内容を手紙かFAXで、中国の張業遂・国連大使に送り、直ちにかの地から治安部隊を撤退させ、セル・グー・ロ山を採掘行為から守るよう訴えかけて下さい。
(カズ注:送付の際は上記の英文をご使用下さい)

2) 以下に記したラサのチベット自治区事務所に電話して、マルカム県の状況に注目していることを伝えて下さい。
注:ラサの時刻はアメリカ東部時間+12時間(=日本時間-1時間)

チベット自治区主席:シャンパ・プンツォク
(住所ほか略)
電話:(86) 891 632 5889

チベット自治区事務所:電話: (86) 891 633 2067
チベット自治区人民代表大会事務所:電話:Ph: (86) 891 683 2423

このメッセージはメール(下記参照)やWebからも送信可能です。
http://actionnetwork.org/campaign/markham/8w7n8n72vjntkxjm?

下記のページからこのアクションをお友達にお知らせ下さい。
http://actionnetwork.org/campaign/markham/forward/8w7n8n72vjntkxjm?

アクションは2009年8月1日までにお願いします。

緊急: チベット人たちとセル・グー・ロ山を守ろう

Webによる応答の説明:
Webブラウザでアクセスする場合、以下のURLからアクションをとることができます。
http://actionnetwork.org/campaign/markham/forward/8w7n8n72vjntkxjm?

Emailによる応答の説明:
メールプログラムの「送信者に返信」オプションを選択するだけ。

あなたの手紙は張業遂・国連大使宛てに送られます。
(カズ注:「送信者に返信」で出てきたメールアドレスは、notice-reply-8w7n8n72vjntkxjm@actionnetwork.org)

——–参考:手紙の日本語訳、ここから——–
○○様

私はチャムド地区のマルカム(チベット自治区)においてチベット人による平和的な抵抗運動を阻止するために中国の治安部隊を配置しているという報告に重大な関心を寄せています。チベット人たちは、地元民に神聖視されているセル・グー・ロ山における採掘行為の中止を求めてアピール活動をしてきています。
地元からの報告によると、およそ500人のチベット人がセル・グー・ロ山へ至る道を封鎖し続けていますが、マルカムの公務員が5月27日、ラジオ・フリー・アジアで、こう着状態は解決に近づいていると話しました。
セル・グー・ロ山はチベット人に神聖視され、また現地の農業共同体の収入源にもなっています。地元チベット人の反対にもかかわらず、中国当局は中国の鉱業・材木会社である中凱に、山に回復不可能な環境的ダメージを与える採掘行為の指揮を認可しました。地元チベット人は、採掘によって既に同地域で水質汚染が起きており、人・家畜双方の死に繋がっていると信じています。
この抵抗運動に対して、中国当局は力づくでチベット人を排除すると明言しており、また聞くところによると、少なくとも300人の治安部隊を封鎖地区に配置されているということです。
私は、マルカムから治安部隊を直ちに引き揚げさせ、地元チベット人とセル・グー・ロ山での採掘行為の中止について交渉することを中国政府に要求します。
——–参考:手紙の日本語訳、ここまで——–

チベットNOW@ルンタ」様によると、セル・グー・ロ山で採れるのはだとか・・・。

漢人のもうけのためならチベットの環境も信仰もどうでもいいということか。ここで盗掘された金はチベット侵略鉄道か何かで根こそぎ中国に運ばれるのだろう。

マルカムのチベット人のため、聖なるセル・グー・ロ山のため、ご協力お願い致します。


同じ件についてもう一つ。

こちらはこの盗掘の片棒を持っているカナダのコンチネンタル ミネラル社に対して抗議するものです。
(情報提供:ロンドンの若松えりさん)

チベット自治区とカム(四川省)を含む地区で自然資源の採掘に対する抗議行動が記録されており,そのうちの一つの抗議行動では
6人のチベット人が中国の武装警察によって撃たれた報告が届いています。
以下はその報道と関連リンクです。(英語)

チャムドで採掘に抗議行動;RFAラジオフリーアジア – 5月24日
http://www.rfa.org/english/news/tibet/mine-05242009130753.html

アジアニュース – 5月26日
http://www.asianews.it/index.php?l=en&art=15353&size=A

RFA ラジオフリーアジア-5月 27日
http://www.rfa.org/english/news/tibet/standoffresolved-05272009175822.html

四川省、カンゼでダムに対する抗議行動;TCHRD チベット人権民主化センター- 5月25日
http://tchrd.org/press/2009/pr20090525.html

チベットネットt report – 5月26日
http://tibet.net/en/index.php?id=938&articletype=flash&rmenuid=morenews

Continental’s news release 5月19日 コンチネンタル社、会見発表(最高経営責任者デヴィッド コープランドのコメント付き)
http://www.hdgold.com/kmk/NewsReleases.asp?ReportID=348001

Students for a Free Tibet – Stop Mining Tibet website スチューデント フォー ア フリーチベット チベットの山を採掘反対ウェブサイト(英語)
http://www.stopminingtibet.com/index.html

ITSNでは各国チベット支援団体と支援者に、カナダ企業でチベットの採掘を行っているコンチネンタル ミネラル社に対して抗議の声を届けるように呼びかけています。
以下の手紙のひな形を使って簡単にどなたにも出来るアクションですが、現在武力による弾圧が続く中で抗議行動を行っているチベット本土のチベット人を、外からサポートできる具体的な行動です。
この一連の採掘に対するチベット人による抗議行動は、現地住民の承諾なしで進められる採掘、水力発電開発に反対して行われています。
カナダのチベットコミッティーとスチューデンツフォー ア フリーチベット(本部北アメリカ)の団体はチベットにおける採掘に関してコンチネンタルミネラル社に対して数年前から抗議を申し出て来ましたが、快い回答が得られるにいたっていません。
チベット人による抗議行動が活発化した今、世界中の支援団体、支援者からの抗議の声の殺到は、年次総会を6月24日に控えた同社に必ず届くことでしょう。

1;手紙ひな形

[氏名、職業、団体名]

宛て名;Mr David Copeland
役職;President and CEO
会社名;Continental Minerals Corporation
住所;1020 – 800 West Pender Street
Vancouver
BC V6C 2V6
Canada

[日付]

Dear Mr Copeland

I join tens of thousands of people who are deeply concerned over Continental Minerals’ continued mining operations at Shetongmon [Ch:Xietongmen] in central Tibet while the Chinese authorities are intensifying their crackdown on Tibetans in Tibet. I call on you to immediately cease all operations in Tibet or face increased global opposition.

Just one week after Continental Minerals published its latest report on the mineral deposits at the Shetongmon mine site, news reached the outside world of Chinese troops quelling Tibetans’ peaceful protests against natural resource projects:

On 24 May 2009, residents of Tawu and Nyagchu County (Karze Tibet Autonomous Prefecture, Sichuan Province) gathered at the local county headquarters to protest the planned forced-relocation of tens of
thousands of Tibetans to make room for the construction of a hydroelectric dam. Tibetan Centre for Human Rights and Democracy reported that Chinese troops fired indiscriminately into the crowd of protestors, and six Tibetan women were seriously wounded. Their current condition is unknown.
In Markham County (Chamdo Prefecture, Tibetan Autonomous Region) hundreds of Tibetans have been protesting against a planned gold mine by peacefully occupying the area for the past several months.
AsiaNews reported that on 16 May 2009, the Chinese authorities responded by sending in security forces. However, up to 500 Tibetans blocked the road leading to the planned mine, which led to a stand-off lasting for several days. Subsequent news indicates that several hundred Tibetans have traveled to Lhasa to complain to the provincial authorities of the ongoing harassment of Tibetan protesters by local officials.

These protests are a clear indication of the Tibetan people’s opposition to the exploitation of their natural resources without their free, prior and informed consent – an international right that has been denied to them under China’s violent military occupation.

Tibetans who dare to protest mining projects do so knowing that they risk arrest, imprisonment, and even death. Following the Chinese government’s crackdown on last year’s overwhelmingly peaceful protests in Tibet, thousands of Tibetans have been imprisoned or disappeared. Tibet remains a conflict zone, with Chinese armed forces patrolling towns and monasteries, and foreign journalists continue to be denied access to Tibetan areas.

On 19 May, you stated “the Xietongmen project can bring long-term benefits to the region.” However, the Tibetan people have no say in the use of their land, and mining in this context poses a serious threat to the survival of the people, their culture, and the environment.

In March 2007, a report commissioned by the Government of Canada to look at corporate social responsibility in the extractive sector included the suggestion that “international ‘no-go’ zones for Canadian extractive companies be established, including countries with serious and widespread human rights abuses, such as Burma and Tibet.”

I am disappointed to learn that you have not heeded this recommendation nor responded to previous letters from Canada Tibet Committee and Students for a Free Tibet calling for your immediate withdrawal from Tibet.

By working in Tibet, your company is complicit in the Chinese government’s violent suppression of the Tibetan people’s desire for human rights and freedom. I add my voice to the global opposition to your Shetongmon mine project and will continue to work to end your operations in Tibet.

Yours sincerely

[Your name, position & organisation]

——————————

手紙日本語訳;

コープランド様

コンチネンタル ミネラル社による、中国当局が弾圧を強化しているなかでの中央チベットにおけるShetongmon [中国名: Xietongmen] の採掘業務に対して大変遺憾をもつ何万の人々とともに手紙を差し上げます。
チベットにおける採掘を直ちに中止してください。さもなくば世界からあがる、より大きな非難の声と向かい合うことになるでしょう。

コンチネンタル ミネラル社がShetongmon採掘場の最新鉱床レポートを発表したちょうど一週間後に中国軍によるチベット人による自然資源開発のプロジェクトに対する平和的抗議行動が鎮圧されたニュースが外の世界に届きました。

– Tawu と Nyagchu郡(Karze Tibet Autonomous Prefecture, 四川省)の住民は地元、郡役所本部で、水力発電開発のため何万人ものチベット人が強制移住を強いられることに抗議するために集まりました。チベット人権民主化センターによる報道では中国軍は民衆に対して無差別に発砲し
内、チベット人女性6人が重傷を負いました。彼等の現状はわかっていません。

– Markham 郡 (チャムド県 , チベット自治区)では推定何百人ものチベット人が過去数ヶ月に渡って予定されている金の採掘に反対して平和的な抗議行動を行っていました。
アジアニュースの報道では5月16日中国党局は武装部隊を送りましたが、500人強のチベット人が採掘予定場への道を塞ぎ近づけないようにして、何日かが過ぎました。
それに続き県党局の地元住民に対する止むことの無いハラスメントに対して抗議するため、何百人ものチベット人がラサに向かったと報告されています。

これら一連の抗議行動は中国の暴力的な軍事支配のもとで、本来なら事前に明らかにされた情報のもとで承諾されるべきチベット人の自然資源にたいする破壊行動に対して明らかな反対意見の意思表示です。

チベット人は採掘プロジェクトの抗議行動に参加することによって、逮捕、受刑や死の危険があることを充分知っています。
昨年の完全に平和的な抗議行動勃発後、中国政府による取り締まりは強化され何千人ものチベット人が行方不明または拘束されています。
チベットは現在も紛争地域とされ中国武装警察は市街地、僧院をパトロールと称して取り囲み外国人記者はチベットの入国を許可されていません。

5月19日の貴社は「Xietongmen プロジェクトは地元への長期なメリットを与えられる」と発表しました。
しかしながら、地元住民であるチベット人は土地の使用に対して何の権利も無いばかりか、子のスケールでの採掘は彼等の生存、文化、環境に対する深刻な脅威となります。

2007年3月、カナダ政府が委託した企業の社会的責任をまとめた文書では、資源採掘産業の
深刻で広域に及ぶ人権侵害を行っているビルマとチベットを含む国に「国際的に全面侵入禁止エリア」を設けることが含まれていました。

これらの勧告を留意しなかったばかりか、
Canada Tibet Committee と Students for a Free Tibetのチベットから即時撤退の
再三の訴えに対しても、何の返信も無かったことを知って、大変残念に思います。

チベットで継続して活動することは、チベット人の自由と人権を望む声に対する中国政府による暴力的な弾圧に貴社が加担していることを意味します。

貴社のShetongmon採掘プロジェクトに対する国際社会の抗議の声に参加するとともに
チベットのおける貴社の活動停止に向けて働きかけて行くことを表明します。

敬具

[氏名、職業、団体名]

2;宛て先

a. コンチネンタル ミネラル社;Continental Minerals Corporation
最高経営責任者: Mr David Copeland
住所: Continental Minerals Corporation
1020 – 800 West Pender Street
Vancouver
BC V6C 2V6
Canada
Fax: +1 604 684 8092
Email: info@hdgold.com

b. 親会社;Hunter Dickinson
(住所、ファックス、Eメールはコンチネンタルと同じ)
最高責任者: Mr Ronald Thiessen
Address: Hunter Dickinson
1020 – 800 West Pender Street
Vancouver
BC V6C 2V6
Canada
Fax: +1 604 684 8092
Email: info@hdgold.com

※いずれの活動も既に終了済みです。

関連ページ

ダライ・ラマ法王特使ケルサン・ギャルツェン氏来日講演会

先日告知したダライ・ラマ法王特使ケルサン・ギャルツェン氏の来日講演会を拝聴させていただいた。

あらためて、ケルサン氏のプロフィールを以下に掲載。

<ダライ・ラマ法王特使(使節員) ケルサン・ギャルツェン氏 経歴>
1951年 チベット・カム地方に生まれる
1963年 勉学のためスイスへ。ビジネスおよび事務管理を学んだ後、 1983年までスイスの大手銀行に幹部として勤務
1983年 インド・ダラムサラの中央チベット行政府の情報・国際関係省(外務省)において1年間のボランティアに従事
1985年 スイスにあるチベット事務所においてダライ・ラマ法王の代表者に任命
1992年 ダライ・ラマ法王の秘書官としてインド・ダラムサラにあるダライ・ラマ法王事務所に異動
1999年 ダライ・ラマ法王の駐欧州連合特使として再び欧州へ異動
2005年 スイス・ジュネーブにあるチベット事務所の代表となり2008年春まで兼任。現在は、ダライ・ラマ法王により任命されたチベット代表団特使のひとりとして中国政府との交渉にあたっている

<職責>
ダライ・ラマ法王の駐欧州特使として、チベット亡命政府と中華人民共和国との対話の促進を図ることを主要な職責とし、これを全うすべく、ダライ・ラマ法王の中道政策を欧州諸国に伝え広め、支援を得、チベット問題が平和的に解決するよう取り組んでいる。
ダライ・ラマ法王は、チベットの分離独立を求めているのではないことを明確に表明しておられ、中華人民共和国という枠組みのなかで名実を共にする自治権を得るべくご尽力されている。
これを伝えるための中国政府代表団との対話にあたり、ダライ・ラマ法王が委任された2名の高官特使のうちのひとりとして、2002年以降、中国指導部との8回の公式協議と1回の非公式協議に臨むとともにチベット交渉対策本部のメンバーも務めてきた。
ダライ・ラマ法王の特使という立場から、チベットに関する講演やインタビューにも精力的に取り組み、チベットの人々の悲劇に光をあてるべく尽力している。

会場は東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター国際会議室。通訳機による同時通訳付きと、結構本格的である。

19時、ケルサン氏入場。TVニュースなどで既に登場しているのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれないが、ケルサン氏は穏やかな表情をした、スーツの似合うジェントルマンだった。

講演が始まり、まず出たのがチベット問題に対する日本への期待感。
「日本はアジアで非常に重要な国です。日本は完全な民主主義、自由、開かれた情報、モラルのある国であり、大きな役割を果たすことができます」

それから、チベットの歴史において「最も闇の時代」である中共侵略以来の60年におけるチベットの問題を語った後、
「なぜ中国政府はこのような政策を用いているのか。それはチベットに対する理解が無いことに起因します。また、(中国とは違う)ユニークなチベットの文化・言語・地理、そしてアイデンティティが脅威になることを恐れているから、抑圧を続けているのです。現在の状況は中国人の利にもチベット人の利にもなっていません」
と語る。

そして、中国共産党政府との交渉に携わってきたケルサン氏ならではのお話――交渉の様子に話が及ぶ。
ケルサン氏は独立を求めず、両者にとってメリットがあり同意できる中道のアプローチの姿勢を以て交渉に当たる。
亡命チベット人が帰省する、また亡命チベット人を家族に持つ本土のチベット人が亡命者と会うために海外に行くことを認めてください
ダライ・ラマ法王の写真を禁止することをやめてください
年に1度程度の対話の機会をもっと増やしてください
法王のチベット巡礼を許可してください
などのことを要求するが、視点・立場の違いから中国共産党政府はそれらをことごとく拒否する。

そして、2008年11月。
前回の会談で「『真の自治』ということを言うのならそれがどんなものか見せてみろ」と言われたことから、代表団はチベット人にどのようなニーズがあるか、中国の憲法の枠内で実現できるか、を考慮した上で草案をまとめ、提出した。
しかし、中国側は
草案のタイトルさえも容認できない。ダライにチベットのことを語る権利は無い!!
と一蹴。
「ならなぜ提出しろと言ったのですか?」
と尋ねると、
これはお前らの中国に対する態度のテストだ。お前らはテストに無残に落ちたのだ

――何という傲慢。
――何という不誠実。
完全に上からの目線、自分たちが絶対であるという姿勢で語っている。

「中国政府は最初の交渉の時から変わっていない。政治的な意志も、勇気も、問題を解決する気持ちもありません」
と、ケルサン氏は批判する。

それでも、ケルサン氏は法王譲りの?オプティミズムでこう語る。
私たちはこれからも中道のアプローチを支持します
常に非暴力の道で行くべきです」」
北京政府からゴーサインが出ればいつでもチベット問題に関して話し合う用意があります
政府レベルにとどまらず、違ったレベルでのコンタクト――例えば、チベット人と中国人の学者・専門家との交流、若いチベット人と若い中国人が一堂を会するフォーラムの開催、中国の仏教徒とチベットの仏教徒の交流、中国語の出版物・Webサイトの発行――等の方法もあります。チベットの若者は、中国語・中国文化を学んで直接コンタクトできるようになってください。そして、チベットの視点を相手に分からせてください。
チベット人の声だけでは足りません。国際社会の協力が必要です。日本を訪問したのも、チベット問題がアジアの政治的問題であることを知ってほしかったからです

講演終了後も、質疑応答で会場の熱気はやまない。
質疑応答の最後の方が語った。
チベット問題を(中国の)国内問題として理解してはいけない。国際問題であり、人道問題である。日本人はもっとチベット問題に関心を持たなければならない
この言葉で、講演会は締めくくられた。

実際に中国当局との交渉に挑んだケルサン氏の言葉には重みがあった。
ケルサン氏はアジアの有力国として日本に対して大きな期待を寄せている。如何に小さなことでもいい。その期待に応える努力を続けようではないか。

注:文中のケルサン氏の言葉は、通訳者の言葉をそのまま書いたものではありません。「自分だったらこう訳出する」という思いで書いた部分が少なからずあります。

関連コンテンツ

不当判決を許すな!―2008年3月の騒乱でチベット人4人に死刑

見せしめが行われようとしています。

チベット:ラサ暴動 4人に死刑--地裁判決
http://mainichi.jp/select/world/news/20090409dde007030024000c.html

 【北京・浦松丈二】新華社通信によると、チベット自治区ラサの中級人民法院(地裁)は8日、08年3月のラサ暴動で放火などの罪で起訴されていた被告4人に死刑、別の被告1人に無期懲役の判決を言い渡した。ラサ暴動裁判で死刑判決が言い渡されたのは初めて。

 判決によると、被告5人は3件の放火事件を起こし、店の経営者ら7人を死亡させたとされた。死刑判決を受けた4人のうち2人には2年の執行猶予が付けられた。猶予中に再犯などがなければ、無期懲役に減刑される。

 自治区当局者によると、ラサ暴動では市民18人と警官1人が死亡。2月までに暴動に関与したとして約950人が拘束され、76人に有罪判決が出されていた。

※上記記事の「猶予中に再犯などがなければ、無期懲役に減刑される」の部分だが、どこかで「無期」ではなく「終身刑」になると書かれていたのを読んだ。

 

=============================================
<4月10日追記>
日本の報道は上記のように中共お抱えプロパガンダ垂れ流し機関の言うことを垂れ流す記事ばかりですが、下記のような報道も。死亡者の人数が違うことが一点と、チベット側の立場も書かれていることが一点です。

http://www.guardian.co.uk/world/2009/apr/09/four-tibetans-sentenced-to-death
イギリス ガーディアン紙 北京特派員 Jonathan Watts

中国営放送によると昨年のラサの動乱の際に甚大な被害をもたらした放火犯4人に死刑を言い渡した。
この死刑判決はラサ市中級人民法院が宣告したもので、2002年以降この地域では初めて。

亡命チベット団体はこの判決を政治的な意図のもとに、作為された不当な判決であるとして、抗議。

新華社によれば、ロプサン・ギャルツェンはラサの二つの衣料店を3月14日に放火し商店主を殺害したとして死刑。
ロヤックはディジェン地区の自転車屋に放火し、店主とその妻、息子、二人の従業員を殺害した罪により死刑。
その他、大変危険な放火を自白したという、二人のチベット人テンジン・プンツォックとカンチュックには二年の執行猶予付き死刑。
もう一人の被告は、審議中だという。

新華社には、法廷のスポークスマンによる発表として以下のようなコメントが載せられている。
”これら3件の放火が3月14日暴動の犯罪の中で、もっとも最悪な結果を招くことになった”とし、”これらのの犯罪が多くの人命と不動産を失う結果を招
き、公共の風紀や安全と安定を乱した”

フリーチベットはこれらの判決を、被告は当然の権利である司法上の防衛手段が全く与えられなかったとして、真っ向から攻撃

”本日発表の死刑宣告の報告は、チベット人が最低限の司法上の権利すらも与えられず判決に至る、昨年より引き続き報告されている裁判のプロセスで、中国
の政治的な意図は明らか”とフリーチベット広報官マット ウィタケース。

”各国政府は自国の北京総領事を通して、中国人民法院への即時介入と、同時に国際メディアの即時入国(チベット)を要求するべきである。”

なお、中国国営放送は裁判は一般に公開され、被告側は弁護士がついていたとしているが、外国人記者のチベット立ち入りが非常に規正されているため,確か
める手段は皆無である。

<4月10日追記、ここまで>
=============================================

 

「地裁判決」ということで、控訴はできないものか――と、文明国の人の感覚でつい考えてしまうかもしれませんが、敵は正式な手続きを経ずに逮捕ということを平気でやる連中です。今回の裁判もどれほど正当な手続きを経て行われたものだか。不当判決を言い渡されたチベット人たちにも、きちんと弁護人がつけられていたか怪しいものです(形だけはついていたかもしれないが)。

国民のためではなく中共のための政治しか行われないかの国で、国家、というよりは中共に楯突く形になってしまった彼らの前途はかなり絶望的です。
しかし、だからと言ってこのまま黙っている訳には行きません。死刑を阻止しましょう!

Take Action !
ロンドン在住の日本人チベットサポーターWさんより、オンライン署名の情報をいただきました。
http://actionnetwork.org/campaign/stoptheexecutions/
英語ページですが、内容をごく簡単に言えば、死刑執行を中止するよう中国政府に要請する手紙をオンラインで送付するものです。
ページ右側の入力フォームにEメールアドレス、名前、苗字、住所(国、市、町名まででもOK)、郵便番号等を入力してボタンをクリックすれば、ページ左下に表示されているメッセージに名前と住所を添えて送付される、という仕組みです。

また、以下の文章をFAXにて関係当局に送付する行動についても協力が要請されています。

<日本語>
中国のチベット人への死刑宣告に関して

 中国政府が4人のチベット人に死刑を宣告したことを聞いて、私は大変な憤りを感じています。
 私は、猶予なしの死刑判決を受けた洛桑堅才(Lobsang Gyaltsen) と落牙 (Loyak) について、即時の執行停止と各事件に関する独自の再調査とを求めます。
 同時に、死刑まで2年間の猶予が与えられた旦増平措 (Tenzin Phuntsok) と剛組 (Kangtsuk)、終身刑を言い渡された達瓦桑布(Dawa Sangpo) について、処遇を深く憂慮しています。
 彼らの基本的人権は否定されました。また裁判は、国際的な判例に沿ったものでは
ありませんでした。
 昨年のラサでの騒乱に対して中国政府は極端な暴力で応じました。
 これらの判決も政府の方針に異議を唱えるチベット人へのあからさまな脅迫です。
 中国政府がいますぐ執行を停止し、この不当判決を撤回するよう、私は求めます。
 私は日本政府代表にこのことを知らせ、断固とした処置を取るよう、日本政府に求めます。

※このアクションは終了しました。

不当な死刑を断固として阻止しましょう!

ダライ・ラマ法王の南ア入国を認めよ!(署名活動終了)

もう一つ、チベット関連ニュースについて・・・

南アフリカが中国のご機嫌とW杯開催への影響を気にして、同国ヨハネスブルクで3月27日に開催される予定だったノーベル平和賞受賞者らによる国際平和会議に招待されていたダライ・ラマ14世に対し、ビザ発給を拒否した。

南アフリカ、ダライ・ラマへの査証発給拒否

ヨハネスブルク(CNN)
南アフリカの大統領府報道官は23日までに、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に対する査証(ビザ)発給を拒否したことを明らかにした。来年開催予定のサッカーのワールドカップ(W杯)への影響を懸念したと説明している。

ダライ・ラマ14世は、ヨハネスブルクで開催される国際平和会議へ招待されていた。同会議には、元南ア大統領のネルソン・マンデラ氏やデズモンド・ツツ大司教、元フィンランド大統領のマルッティ・アハティサーリなどのノーベル平和賞受賞者が出席する予定。

査証発給を拒否したことについて南ア政府側は、もしもダライ・ラマ14世が平和会議に出席すれば、世界の注目が来年のW杯からチベット問題に移ってしまうと懸念。中国との貿易額が大きく同国にとって、中国との関係悪化を避けたい意向もある。

(2009年03月23日)

「開催される予定だった」と書いたのは、当然のことながら各所から反発の声が上がり、ノルウェーの委員会が、地元南アの同平和賞受賞者デズモンド・ツツ元大主教やデクラーク元大統領が、次々と出席取りやめを表明し、会議が延期を余儀なくされたからである。
https://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032301000997.html

ダライ・ラマの査証拒否 南ア、中国に配慮

 【カイロ23日共同】南アフリカのヨハネスブルクで27日に開催される平和会議に出席予定だったノーベル平和賞受賞者のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が、同国政府から査証(ビザ)の発給を拒否されたことが23日、明らかになった。AP通信などが伝えた。

 南ア政府が正式な招待状を出さないため、ビザも発給されないという。大統領報道官はAPに「中国に関する否定的な報道」につながることを避けるためとし、中国政府への配慮を認めた。

 会議に出席予定だった南アの同平和賞受賞者ツツ元大主教は抗議のため、出席を取りやめた。ノルウェーのノーベル賞委員会もAPに「失望」を表明した。

 平和会議は、南アで2010年に開催予定のサッカーのワールドカップ(W杯)に関連した行事。ノーベル賞受賞者やハリウッドスターらが、人種差別やスポーツの役割などについて議論する予定だった。

2009/03/24 00:22 【共同通信】

この腰抜け南アの愚行に対し、早速ダライ・ラマ法王へのビザ発給を求めるオンライン署名活動が開始された。


ANC GOVERNMENT INVITE DALAI LAMA TO SA
(アフリカ民族会議政府はダライ・ラマを南アフリカに入国させよ)

http://www.mypetition.co.za/index.php?page=sign_petition&petition_id=323

(この署名活動については、『雪の下の炎』の楽真琴監督のブログで知りました。楽監督ありがとうございます)

 

呼びかけ人は、South African Friends of Tibet(チベットの南アフリカ人同志)。

署名の趣旨は以下の通り。

我々南アフリカ・フレンズ・オブ・チベットは、ダライ・ラマ猊下のご友人たちに、ヨハネスブルク平和会議の無期限延期と、予定されている南アフリカ対ノルウェーのマンデラ杯サッカーの試合をキャンセルすることを確実にするため、支持の確約を呼び掛ける。

更に言えば、中華人民共和国政府の圧力の下、ダライ・ラマ猊下のヨハネスブルク平和会議出席を拒否するという南アフリカ政府の恥ずべき行為を考慮に入れてのものである。
South African Friends of Tibet

1. ダライ・ラマ法王が出席できるようになるまでの平和会議延期を呼び掛ける。この点について、呼び掛けは2010年W杯組織委員会にも向けられる。
2. ノーベル委員会に、平和会議の開催を保障せず、会議に出席しないことを呼び掛ける。
3. 南アフリカの受賞者に、会議の延期と、ダライ・ラマ不在で会議が行われた場合の欠席を呼び掛ける。
4. モーガン・フリーマンさんとシャーリズ・セロンさんに、会議の延期と、ダライ・ラマ不在で会議が行われた場合の欠席を呼び掛ける。
5. すべての会議の招待参加者に、ダライ・ラマ法王のために会議をボイコットすることを呼び掛ける。
6. 南アとノルウェーのサッカーチームに、ダライ・ラマ法王のために3月28日(土)に開催予定のマンデラ杯の試合をキャンセルすることを呼び掛ける。
7. ダライ・ラマ法王を会議から締め出せば、会議の趣旨はまやかしとなってしまうことは明白である。

South African Friends of Tibet委員会及びメンバー

(翻訳に自信なし)

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