バス憧れの大地へ

雑記ブログ

2017年GW旅 小豆島・寒霞渓

「二十四の瞳映画村」から渡し船でオリーブ公園に戻り、バスを乗り継いで紅雲亭へ。観光地への入り口である紅雲亭行きのバスでは、運転士が軽妙な語り口で観光案内をしてくれた。
紅雲亭からは更にロープウェイに乗る。眼下に小豆島の街が、映画村のある岬(田浦岬)が、瀬戸内海が眼下に小さくなっていく。
寒霞渓ロープウェイからの眺め

辿り着いたのは、寒霞渓という景勝地だ。
先ほど映画村に行った時に思い出したのだが、ここ小豆島が舞台となった名作は「二十四の瞳」だけではない。井上真央主演で映画にもなった「八日目の蝉」では、誘拐された幼子が誘拐犯である「母」と幼少期を過ごした場所として描かれている。
その映画の中でも描かれていたのが寒霞渓だ。
ロープウェイを下りてすぐの場所にある展望台では、円盤状の「かわら」をリングにくぐらせる「かわら投げ」を大勢の人がやっていた。どうやら厄除けの効能があるらしい。
かわら投げ
眺めがいいのは、そこから少し歩いた場所にある鷹取展望台四望頂展望台だ。鷹取展望台はごつごつした岩肌を露わにした山の見える眺望が、四望頂展望台は烏帽子岩の見える眺望が素晴らしい。いずれも、小豆島の街並みやその向こうの内海湾、田浦岬を一望することができる。
鷹取展望台からの眺め
鷹取展望台からの眺め
四望頂展望台からの眺め
四望頂展望台からの眺め

こうして見ると、小豆島もそこそこ大きく、変化に富んだ島だということが感じられる。それはそうだ。瀬戸内海では淡路島に次いで2番目に大きな島なのだから。決して「小豆(あずき)」のようなちっぽけな島ではない。

帰りのバスの時間まではまだ余裕があったので、帰りは歩き(と言うよりはトレイルラン)で下ることにした。急勾配あり、つづら折りありの細い山道だが、下っている限りにおいては結構走りやすい道だった。
寒霞渓の山道
寒霞渓の山道は「表十二景」が見られる道と「裏八景」が見られる道があるが、私は前者を通った。ほぼ木々に覆われている道だが、時折木々の隙間から奇岩が「こんにちは」と言わんばかりに木々の間から顔を覗かせるのが「表十二景」たるゆえんだ。ロープウェイから見る開けた絶景もいいが、こうしたチラリとした岩山の見え方も味わいがある。
寒霞渓の表十二景
寒霞渓の表十二景

バスで土庄港に戻って再びフェリーに乗り込み、瀬戸内海と島々を横目に見ながら高松に戻る。
高松港に帰着
高松港に帰着

高松にはちょうど夕陽の時間に到着したが、赤灯台のあるハーバープロムナードの根元あたりの海辺に出てみると、ちょうど山と山の間に夕陽が沈むという、絶妙な光景を見ることができた。
高松港から見る夕陽

明日も天気が良さそうだ。本日は島と海辺を中心に自然を満喫したが、明日は四国の山奥へと舞台を移すことになる。


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