青森県むつ市で朝を迎え、この日はまず、再び青森市へ戻る。
先日北海道まで新幹線が開通したばかりの新青森駅からバス「ねぶたん号」で、三内丸山遺跡へと向かう。
三内丸山遺跡は青森市西部に見つかった縄文時代の遺跡で、現在では幾つかの当時の建物が再現されている。
中でも目に留まるのが、大型掘立柱建物跡。丸太の枠組みだけの建物だが、その大きさが半端ではない。柱の1本1本も、大人3人が手を広げてようやく囲むことができるくらいに太い。高さも15m近くあるが、このくらい太い柱を使うのだったらこのくらいの高さか、と推測したのだろう。これだけ高いとなると、見張りとか、通信か何かに用いられていたのだろうか。
その背後に写っている大型竪穴式住居跡もかなりの大きさだ。中に入ることができたが、ちょっとしたイベントを開催できる程の広さがある。
施設内には博物館(さんまるミュージアム)もあり、
板状土偶
縄文ポシェット
など、数々の遺物が展示されている。これらの遺物が全て写真撮影OK(フラッシュは駄目)というのが、何とも大盤振る舞い。
しかし、大盤振る舞いなのはそれだけではない。
何とこの遺跡、
そもそもが、
入場無料なのである。
500円ぐらい取っても全然おかしくないクオリティなのだから、遺跡維持のためにも入場料取ってもいいと思うのだが…
後日談
三内丸山遺跡は2019年4月より有料となった。
この遺跡の近くには青森市立美術館もある。特に展示には興味がわかなかったので入場はしなかったが…
この美術館の一角にある、
あおもり犬という、この物体…
いかにもやる気の無さそうな表情なのに、その大きさと真っ白な色からか、この日最大の(滑稽という意味での)インパクトだった。