富士山頂の天気がいいという予報だったので、田子の浦あたりで富士山撮影を、と思って青春18きっぷ消費がてら東海道線で静岡・富士市へ。しかし、天気予報とはうらはらに、富士山には非常に残念な雲…
そのまま帰ろうかという思いも頭を一瞬よぎったその時、電車内の「家康公四百年祭」という中吊り広告の文字。そう。今年は徳川家康公没後400年の年だったのだ。
衝動的に行き先を富士市の更に先の静岡市に変更。家康公が少年期、円熟期、晩年期を過ごした駿府の地に建てた駿府城の跡を訪れてきました。
東御門と巽櫓
天守などの当時の建物こそ残っていないものの、石垣や、再建された東御門(ひがしごもん)、巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)などが、家康公当時の姿を思い浮かべる助けになりました。
坤櫓
「今朝は富士山が見えてたんですけどね」
と、坤櫓の係員さん。
もしかすると、家康公がこの地を居に選んだのは、富士山がよく見えるからではないだろうか?などと勝手に想像してしまった。そう思うと、400年も前の偉人に、にわかに親近感がわいてしまいました。
徳川家康像