会津若松で一夜を明かし、いざ会津巡り。
まずは、会津若松からちょっと足を延ばして、猪苗代湖へ。猪苗代駅から徒歩30分弱で湖畔に到着した。
湖畔には葦が群生していたが、葦原の切れ目を見つけてその先に目をやると、そこは湿原。それ程数は多くなかったが、鳥たちの楽園になっていた。
そして、この猪苗代は日本が世界に誇ることができる偉人を輩出していた。
野口英世である。
湖から目と鼻の先の場所に彼は生まれたのであり、その場所には野口英世記念館が建てられていた。
記念館内には野口の生家が再現されていて、彼が幼い頃に手に火傷を負った囲炉裏も再現されていた。
しかし、彼はこの火傷があったからこそ医学を志し、後の功績に繋がっていったのだから、人生とは数奇なものだ、
それにしても、海外に行くことがまだまだ一般的ではなかったあの時代に、世界を股に掛ける偉人が「海外」から一番遠い東北の内地ど真ん中から生まれようとは、奇跡に近いものを感じる。
猪苗代から会津若松に戻る。
会津若松市を巡るなら、周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」が便利。運賃は均一210円なのだが、1日乗り放題切符が500円なので、これを買って3回乗れば元を取ることができることになるが、私はこの日計5回乗って「倍返し」で元を取ることができた。
さあ、本日のメインイベントに向けて、いざ出発!