さて、平等院を参観し終わったところで、あとは神奈川への帰途に就くばかりだ。
京都駅を14時に出発する新快速に乗れれば理想的だが、どうやら余裕を持って間に合いそう――
だったはずなのだが、宇治駅に着くと列車遅延のアナウンス
遅延の理由は・・・
無謀横断で安全確認のため…
ふ ざ け る な
自然現象やら急病人救助とかなら諦めもつくが、どこの馬鹿だか知らないが、たった1人のエゴのために何でこんなに大勢の無関係な人たちが巻き込まれなければならないのだ?
増してや、JR奈良線は基本、単線。片方が遅れればもう片方も線路が使えなくなるので遅れてしまう。
そんな訳で、京都駅に到着したのは14時を数分過ぎた後だった。たったそれだけの遅れで目当ての列車に乗れなかったか…
と思いきや、
今度は雪の影響で、その新快速が20分遅れになっているという。
上にも書いたように、自然現象には文句は言えない。暫く待っているとその新快速がやって来たが、京都駅を発車したのは結局14時28分――次の14時30分の新快速に乗ったも同然だ。
米原で乗り換えた次の列車も、遅れた列車の乗り継ぎ客をさばくために出発が遅れてしまう。
天下分け目の関ヶ原も完全に雪に埋もれていた。
結局、この列車に乗っていれば間に合うはずだった大垣からの快速には乗れず、次の16:26発の快速に乗ることになった。
しかし、そこは時刻表とにらめっこして最適な乗り継ぎをアナログに検索。どうやらこの日のうちに川崎まで到着できそうだ。
その後は
18:03 豊橋
18:38 浜松
20:03 静岡
21:25 熱海
21:25 小田原
と乗り継いでいく。ここまでくるともう雪の影響も無い。
そして、22:45
川崎着。
これにて、青春18きっぷ旅終了。
列車に乗っている時間の方が長かったものの、4日間で石川、滋賀、大阪、和歌山、奈良、京都の6県を心の底から楽しむことができた。
思えば、自分にとっての旅の原点は学生時代の青春18きっぷの旅だった。この年になってあの頃と同じような体力勝負の旅ができるか、出発するまでは正直不安だったのだが、まだまだできそうだということが証明できた。
今年は「原点回帰」ということが私にとってキーワードの1つになりそう。
今年もいい旅しましょう!