宿を出て真っ先に向かったのは、食事処。
実は、日本の国内線に乗るのが15年ぐらいぶりだった私は、日本の国内線で機内食サービスが無くなっていたことを知らず、搭乗前に食事をすることも準備をすることもせずに那覇まで昼食抜きで来てしまったのだ。
近所の商店街に入って、沖縄の昼食はこれ!と決めていた沖縄そばを頂く。今回注文したのは、スペアリブのような肉が乗ったソーキそば。肉はボリュームがあるが、麺とだしはあっさりとしていて食べやすい。
この日は時間が無かったので、訪れたのは那覇歴史博物館ぐらい。尚氏王朝の簡単な展示があったほか、終戦~返還に至るまでの那覇の歴史が写真を中心に展示されていた。
30年近くアメリカ政府の統治下で、米ドルが通貨として使われ、車が右車線を走っていた時代が、沖縄にはあった。その間、大規模なデモが何度も行われていて、「返還」の悲願は私が想像していた以上に強いものだったことが窺い知れる。
ふと、同じように異国に支配されている我が愛しきチベットのことが頭をよぎった。米政府はまだまともだったが、それでも沖縄にはこれだけの苦悩があったのだ。今チベットを支配しているのは完全に頭のイカれたカルト集団であり、激しく弾圧されているチベット人の苦悩は想像を絶するものがある。
その他は、国際通りやその近くの土産物屋などが軒を並べる商店街をぶらぶら散策するだけで、この日は終わった。
国際通り
賑わう那覇の商店街
本格的な沖縄巡りは、明日からだ。