先日東チベットのジェクンドで地震災害がありましたが、またしても東チベットで災害が・・・。
今度はアムドのドゥクチュで地滑り災害――なぜこんなに立て続けにチベットに災難が訪れるのでしょうか。
中国甘粛省の地滑りで死者数80人、行方不明者2000人
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008080008.html(CNN) 中国北部の甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県で8日午前0時過ぎに発生した大規模な地滑りで、この影響による死者数が8日、少なくとも80人に増加した。この他約2000人が行方不明になっている。新華社電が伝えた。
8日の早い時点では死者65人が確認されたほか、多くの人が行方不明となっていると伝えられていた。
地滑りが起きる前日、同地域は激しい集中豪雨に見舞われていた。地滑りの影響で付近の河川がせき止められて洪水が発生し、周辺地域では水位が5分ごとに1メートル上昇した。
谷間の住民の一部は、家屋の屋根に上って救助隊を待ち、周囲の山岳地帯に避難した。政府は住民の救助活動を最優先に進められている。
まだ詳しいことは分かりませんが、取りあえず一報です。
詳細な情報が入ったらまた追記します。また、続報に気づかれた方がいらっしゃいましたらコメント欄にご記入いただけるとありがたいです。
※「甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県」は必ず「チベット・アムド地区ドゥクチュ」と読み替えて下さい。
今日、玉樹に入りました。
ジェグゴンパは壊滅的打撃を受け僧侶もテント生活をしています。瓦礫の撤去もこれからです。公安、解放軍、武警の3点セットがわんさかいますが、いまのところ滞在できそうです。
舟曲はすぐ近くにいたので驚きました。私が旅をするときはその旅先で何かが起きるというジンクスがあるのですが、不幸にもまた的中してしまったようです。
月夜野さん
無事ジェクンドに入ることができたのですね。
引き続き細心の注意を払って現地の様子をご観察ください。
詳しいレポートは帰国してからでいいですので、ネットの使用も十分ご注意を。
ドゥクチュの災害もかなり深刻なようで、日本でも1面で扱う新聞社があるほどです。
ジンクスなんて単なる偶然です。どうか気になさらず旅を続けて下さい。
玉樹は道路は通じており、基本的に電気も城区にはきています。
しかし旅行人に掲載されている宿は全滅しており、
町の中心のケサル王像の周囲は仮設役所街です。
多くの人々が家を失い、仮設テントでの生活と商いを続けています。
悲劇的状況のなか、カムの人は笑顔で生き抜いています。この先、
アバに向かう予定でしたが玉樹にしばらくいるか悩んでいるところです。
まだ被災から日が経っていないこともあり、損傷建築の撤去も進行中です。
瓦礫や空き地に青い救援テントが建ち並ぶ様相を呈しています。
昨日はジェグゴンパに行きましたがかなりの被害を受けており
お坊さんのほとんどが山上の僧房ではなく、
麓のテントにおり修行や勤経もここでやっています。
弥勒千仏堂が奇跡的に被災を免れており、参拝させていただきましたが
活仏にも犠牲が出たようです。
寺内は野犬がはびこり廃虚といっていい状態です。
また交通規制がなされているようで四川省ナンバーの車は見かけません。
噂によると国外退去処分になった日本人がいるらしいですが私は問題なくチベタン宿に身を寄せています。
先日は黄河源頭でFREE TIBETを叫んできましたが、今は心で玉樹の復興(チベット人主導)を願っています。
四川への脱出が難しい状況ですが、玉樹大震災の現実をしっかり見ていこうと思います。
結古鎮より。