仕事帰りの東京メトロ東西線。
南砂町を出発してすぐに地上に出、荒川・中川にかかる清砂大橋を渡ると私の自宅最寄りの西葛西駅はもう間もなくだ。
と、清砂大橋を渡っている最中、夜空に光の帯が上がっていくのが見える。
[花火!!]
そういえば今日は、江東花火大会の日だった。
西葛西駅で列車を下り、駅前広場に出てみると既に夜空を見上げている人もいる。しかしここではよく見えない。清砂大橋東詰まで出てようやく、夜空の大輪が見えてくる。
河原に出ようかとも考えたが、そのまま帰宅。なぜなら、家に戻れば一眼レフカメラがあり、そしてわが家はベランダが中川に面しているマンション6階という絶好の花火見物ポイントであるからだ。
家に戻って早速、カメラと三脚を用意。ベランダに出ていざ、撮影開始。
大小さまざまな花火が夜空を美しく彩る
これぞまさしく、「日本の夏」
花火大会は20時30分まで続いた。
よくよく考えてみると、打ち上げ花火には圧倒的な存在感があるが、その輝きはほんの一瞬にしかすぎない。
これもまた、仏教で言う「無常」というものなのかもしれない。