何かいつもの「雑記ブログ」とは毛色の違うタイトルですが・・・(笑)。
原作で親しんできた浦沢直樹「20世紀少年」の実写版映画の第2章を見てきました。
(以下ネタばれありかも、注意)
「血の大晦日」で終わった第1章に続き、今回は時期を2015年に移してスタート。第1章で主人公だったケンヂ(唐沢寿明)が生死不明となり、話の中心はケンヂの姪のカンナ(平愛梨)になります(にもかかわらず、スタッフロールで最初に出てきたのはオッチョ役の豊川悦司でした・・・)。
カンナ役の平愛梨は原作のカンナよりも目つきが鋭く、第1章で少しだけ登場した時は「イメージ違わなくないか??」と感じましたが、第2章を見て、芯の強いカンナを演じる姿を見た後は「ま、合格かな」という印象でした。
その他のキャストは、特にオッチョ(豊川悦司)、ヨシツネ(香川照之)、万丈目(石橋蓮司)、小泉響子(木南晴夏)、仁谷神父(六平直政)など原作のイメージそのまま!! マルオ(石塚英彦)もかなり似ていましたが、どうせならハゲにしてほしかった(笑)。
ただ、気になったのは原作の内容とのズレ。特に「ともだち」暗殺の場面では、場所が違う、「ともだち」の正体が明かされない(!)点にかなり違和感を感じました。
そういう先入観を捨てれば楽しめるのかもしれませんが、話の展開に強引さが感じられたり、いまひとつ緊迫感に欠けていた印象があったりして、第1章に比べると何かインパクトが足りない気がしました。
一番インパクトが感じられたのは、「ともだち」一派の洗脳の様子でした。
さあ、いつもの調子に近づいてきましたよ(笑)
自作自演で自身のカリスマ性を高め、嘘の教育で人々の心を誘導し、敵対する者に汚名を着せて貶め、自分たちの方針に従わない者は”絶交(粛清)”し・・・
東アジアの某国とよく似ている・・・
結局いつもの調子になりました(笑)
まず、嘘で塗り固められた「ともだち」を熱狂的に支持する大勢の人々の姿に寒気を感じました。
そして、この映画の”洗脳”の様子で最も恐ろしかったのは、「臣民意識が今なお強い」ともいわれる上記の某国のような未成熟の国のみならず、欧米など精神面でも成熟した国までが巻き込まれ、しかも日本がその洗脳の中心に位置していることです。
もしかして、”洗脳”は他人事ではないのでは・・・
そんな恐怖感を植えつけられた映画でした。
どうも、お久し振りです!
と・・・言うよりも・・・
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
それと、誕生日おめでとうございます!
長らくパソコンも開いていませんでしたので・・・
モンゴルの旅楽しまれたみたいですね
ところで、話を今回のブログの内容に戻しますが・・・
僕も「二十世紀少年 第二章」の、前売り券をすでに購入し見に行くつもりなんですが、
僕は原作を読んだ事もなく、原作との違いなどは分からずに率直に「第一章」を楽しく拝見しましたが、「第二章」は、 「第一章」に比べ緊張感に欠け、インパクトが足りなかったですか?
とりあえず、前売り券も購入していますし、僕も近々見に行ってきます!
青い向日葵さん、お久しぶりです!
映画見る前にこのページ見てしまってよかったんかい??
で、ご質問の『「第二章」は、 「第一章」に比べ緊張感に欠け、インパクトが足りなかったですか?』についてですが・・・
あくまで「第一章」との比較の問題なのですが、やっぱり物足りなかったですね。
原作で読んだ時に一番インパクトがあったシーン(↑に書いた部分)がカットされている、或いは次回に持ち越し、なのが一番の理由な気がします。
「第一章」は主要な登場人物の登場だけでインパクトを感じました(特にオッチョ)が、第二章は初登場のキャラの存在感が第一章ほどではなかった気が・・・
でも、↑にも書いたように、原作の先入観が無ければ純粋に楽しむことができると思いますよ。
オッチョは相変わらずインパクトありますしね(と言うか、おいしいとこ取り)。