バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アメリカ、メキシコ、キューバ

ロサンゼルス-1 ~今度こそ「USA上陸」

2016年10月14日

17時25分に成田を出発したアメリカン航空機は、10時間のフライトの後、同日10時50分(サマータイム)、アメリカ・ロサンゼルスに到着した。
この空港に来るのは、2009年のペルー旅行の時以来、2度目となる。しかし、あの時は乗り継ぎだけで空港施設から出ることすらできず、帰りもニューヨークのケネディ空港でやはり空港施設を離れるだけの時間が無く、いずれも街に出ることはできなかったので、アメリカ合衆国は私にとって「訪問済み」の国としてカウントされないままだった。
ロサンゼルス空港
ロサンゼルス空港
ロサンゼルス空港はターミナルが9つもある巨大空港だ。それだけに、手荷物の待ち時間が長くなり、空港内の車道も渋滞がちだ。飛行機を降りてから空港最寄りのバス乗り場でバスに乗るまでに、実に2時間近くかかってしまった。
しかしいずれにせよ、空港施設を出て街に繰り出すことができたので、今回こそ、正真正銘、アメリカ合衆国「初上陸」である。

バスで向かったのは、サンタモニカ。バスを降りた場所は名所から若干離れたショッピングセンターの近くで、少し歩くと名物のアーチ門が見えてきた。 サンタモニカのアーチ門
サンタモニカのアーチ門
アーチ門をくぐる前に、昼食。アメリが合衆国でのファースト・ランチは、いかにもアメリカらしいマクドナルド。フィレオフィッシュのコンボを注文したが、ポテトとドリンクのサイズが破格で、ハンバーガーが小さく見えてしまう。しかもドリンクはお代わり(リフィル)自由とくる。こんな食生活をしていたら、そりゃ肥満が社会問題にもなるだろう。 アメリカのマクドナルドのコンボ
アメリカのマクドナルドのコンボ
昼食を終えたところで、アーチ門をくぐる。その先には桟橋があり、店や露店が軒を並べ、ストリートミュージシャンやパフォーマーたちが磨いた腕を披露している。陽気に誘われて集まったのか、平日だというのに大勢の人で賑わっていた。 サンタモニカの桟橋
サンタモニカの桟橋
サンタモニカの桟橋
大勢の人で賑わっている
そして何より、美しいビーチと、真っ青な海――太平洋だ。これを真っ先に見たいがために、アメリカ到着後の1つ目の行き先をここにしたのである。
海外で海を見るといつも思うこと――「この海も日本に繋がっている」ということが、今回はいつもよりも重みがある。なぜなら、日本は太平洋の西の端、ロサンゼルスは太平洋の東の端――即ち、私は今、日本から見て8700㎞も離れた太平洋の対岸にいるのだ。
そして、この広い太平洋をはるばる船で渡ってきた人たちがいる。日系の移民たちだ。先人たちの「フロンティアスピリット」には、ただただ敬意を表するばかりだ。 サンタモニカのビーチと太平洋
サンタモニカのビーチと太平洋
この日はロスから列車で3時間かかるサンディエゴに泊まる予定だったので、ロス巡りはサンタモニカだけにとどめた。後の楽しみは2週間後の帰国直前までとっておくことにしよう。

さて、ここからどうやって中央駅であるダウンタウンのユニオン駅まで行こうかと考えていたら、手元のガイド本ではここまでは延びていないことになっているメトロの駅が目に入った。後で調べてみたところ、この年の5月にエクスポラインがここまで延びたとのことだった。
ロスのメトロに乗るにはTAPというICカードが必須だ。初めてアメリカの券売機を使うことになって戸惑っていたところ、駅員のおばちゃんが手伝ってくれたお陰でスムーズに買うことができた。 サンタモニカのメトロステーション
サンタモニカのメトロステーション
HOLLYWOODサイン
HOLLYWOODサイン
このメトロでユニオン駅に移動。中心街までは地上を走るので、道すがら、遠目にあのHOLLYWOODサインを見ることができた。あの「映画の都」もロスにあるのだ。あの場所も楽しみなのだが、この楽しみは最後にとっておくことにして、先を急ぐ。

あと5分早かったら…というタイミングで16時8分の列車を逃してしまい、ロス出発は17時10分になってしまった。車窓から、太平洋の向こうの空が美しくピンクに染まる光景が見える。やがてその夕焼けも、夜の闇の中に吸い込まれていく。

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