台北-2 ~裏通りのグルメ街
2012年12月30日
台北駅
先にも書いたように、今回台北でとった宿は、台北駅すぐ向かいのビルの中にある。台湾国鉄は勿論のこと、MRT(地下鉄)にもすぐに乗ることができるという、抜群のアクセス利便を誇る。また隣は、今でこそ台北一の座を101ビルに譲ったもののかつては台北一のランドマークタワーだった新光三越ビルで、ショッピングや外貨両替にも便利だ。
もう一つ、旅行者にとってありがたいのが、お手軽な食事ができる場所が多いことだ。台北駅南の南陽街一帯は、日本の名古屋駅西さながらの予備校街になっていて、若い予備校生たちの胃袋を満たすために安い食堂や軽食の店が軒を並べているのだ。
さあ、初日の朝ご飯は何にするかな。
あれこれ目移りした結果、今回はこれにした。
台湾小吃(軽食)定番の、水煎包。「包」とは「包子=饅頭」のことで、「水煎」というのは油を引いた鉄板の上で焼くと意味。ある店の看板に日本語で「焼きまんじゅう」と書かれているのが適切な説明と言えるだろう。中身は下の写真のように、ニラと肉が中心だ。
こんな風に、台湾では食事一つでもあれこれ考えながら歩くことを楽しむこともできる。
しかし、食べてばかりという訳にはいかない。台湾はまだ、台北と烏来を4日間訪れたことがあるだけだ。見るべき場所、まだ見ぬ場所は山ほどある。
――はずなのだが、この後私がやったのは、他のゲストハウスを回って空きがあるかどうかの偵察ばかりだった。どのゲストハウスもこの時期は満室のようだったが、結局、午後2時になって今泊まっている宿に引き続き泊まれることになった。
何か、とてつもない時間の浪費をしてしまった気がしたが、文句を言っている場合ではない。私は時間を取り返さんとばかりに急いでMRTの駅に向かい、今からでも十分楽しむ時間のある場所へと向かった。
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