バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第8部 カンボジア、ベトナム、ラオス

ビエンチャン-2 ~パトゥーサイ、金ピカ寺院、メコン川辺の団欒

2007年11月7日

ワット・シーサケットから、ビエンチャン一の目抜き通りであるラーンサーン通りを、サオ市場を横目に北上すると、ビエンチャンの凱旋門とでも言うべきバトゥーサイがある。いや、凱旋門と言うよりも、これ実は戦没者慰霊塔なので、インド・デリーのインド門に例えるべきだろう。

バトゥーサイ
バトゥーサイ
バトゥーサイから望むビエンチャンの街
バトゥーサイから望むビエンチャンの街

ここは上が展望台になっていて、ビエンチャンの街が一望できる。メコン川が見えるかと期待したが、残念ながらそれ程高くもないので、そこまでは見ることができなかった。
ここでちょっとしたトラブル発生。自転車にロックをする際にインド・ダラムサラで買った108珠の数珠が引っかかって切れてしまったのだ。せっかく仏教の国に来たというのに何をしているやら。その後、108珠のものがなかなか見つからず、暫く数珠なしで寺巡りをする羽目になる。 メコン川
まばゆい金色のタート・ルアン

バトゥーサイから更に1.5kmほど北へ。そこにあるタート・ルアンという寺院は、先ほど見たワット・シーサケットやワット・ポー・パケオとは180度趣を異にしていた。
タート・ルアンを形容する言葉は「金ピカ」の一言に尽きる。仏像が金ピカということなら、東南アジアには幾らでもあるのだが、ここはその比ではない。
寺の中核を成す仏塔が上から下まで金ピカ。とにかく派手で、目立つ。これでラオスの仏教寺院が総じてどのようなものであるかが見えなくなってきた。

見えないのは仏教寺院がどのようなものか、ということだけではない。ラオスそのものも、まだ初日ということでなかなかどのような国なのかが見えてこない。まだ日数はあるので、じっくりとラオスを感じてみることにしよう。

夜になって、タツヤ、ジュン、ケンの3人と同じ宿にいたもう一人の日本人カズ(私と同じ…)とメコン川辺の座敷に赴いてビアラオを飲む。私はこのビアラオがいたく気に入り、以後ラオスにいる間は昼夜を問わずビアラオを楽しむようになる。
メコン川辺の座敷
メコン川辺の座敷でビアラオ
仲間たち
素晴らしき仲間たち
飲み終わってさあ帰ろうか、と思っていると、トイレに立っていたタツヤとケンが誰かと話している。誰だろう?と思って近づいてみると、ベトナムのホイアンやフエで会ったサナエとヒカルだった。2人はRDゲストハウスに泊っていて、別の日本人3人(ダイスケ、エイキチ、アユミ)と一緒に飲んでいたのだった。
気がつけば日本人が10人も集まり、他に人がいなくなった後も旅のエピソードを話しながら飲み続ける。
「前は洗面器に顔をつけることができないほどの水恐怖症だったんだけど、今では何とかキューバダイビングができるようになった」(アユミ)
「世界各地にドラゴンボールを埋めながら旅をしているんですよ。子どもができて大きくなったら地図を渡して探させようと思っているんです」(タツヤ)
など、過去や現在のことばかりでなく、将来の夢も含めて一人一人が熱く語る。
と、一人の体格のいい男性が近づいてきて、日本語で私たちに話しかけてきた。
「ここで集まっているのは構わないけれど、20分もしたら見回りが来るよ」
どうやらマリフアナパーティーでもやっているものかと勘違いされたらしい。そういうことは一切していないのだが、忠告を受けて、私たちはもう少しだけ話をした後、宿へと引き返した。

これが、“出会い”だった。
彼らとはこの後も付き合いが続くことになる。

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