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世界への旅(旅行記)

アジア周遊第7部 マレー半島、タイ

クアラルンプール-2 ~摩天楼とインド人街

2007年9月28日

早朝から、クアラルンプール(KL)の中心にそびえ立つこの街のシンボル的摩天楼・ペトロナス・ツインタワーに出かける。毎朝9時(ラマダンの時は8時半)、同ビル真ん中あたりの41階で両ビルを繋ぐ連絡橋・スカイブリッジが人数限定で無料公開されるためだ。
朝8時ごろにツインタワー地下に到着してみると、整理券の配布を待っている人々が既に数十人いた。無料でKLの街を高台から望むことができるとあって、観光客の人気を集めているのである。
ペトロナス・ツインタワーからの眺め
ペトロナス・ツインタワーからの眺め
KLとツインタワーを紹介する短い3D映画を見た後、エレベーターで一気に展望階へ上る。41階から見下ろすクアラルンプールの街は、やはり“大都会”そのもの。勢いが感じられる発展ぶりである。ただ、角度の関係でKLタワーを含んだ景色が見られなかったのは残念だ。

スカイブリッジを下りた後、クアラルンプールの2大シンボルであるツインタワーとKLタワーを一度に眺めることができるスポットはないかと歩き回る。 ツインタワー東のKLCC公園を奥へ奥へと歩いて、園内のイスラム寺院の近くにようやくベストスポットを見つけることができた。
ペトロナス・ツインタワーとKLタワー
ペトロナス・ツインタワー(右)。
左側にKLタワーも見える

さて、日本からの荷物を受け取りに中央郵便局に行くとするか。
昨日も訪れた窓口で、パスポートと今度はEMSのナンバーも提示する。コンピュータで検索した係員が言う。
「ここではなく、KLセントラル駅前のEMS集配所にありますね」
ということで、指定された集配所に足を運び、ようやく荷物を受け取ることができた。

KLセントラル駅まで来たついでに、次の目的地へ向かう列車のチケットが買えないかと窓口に行ってみた。すると、この日夜のバタワース方面へ行く列車にスリーパーの空きがあるというので、そのチケットを買い求めた。

わずか1泊でマレーシアの首都を離れることになるが、2日目にして既に、クアラルンプールを見終わってしまった、そして、クアラルンプールに飽きてしまった感がある。
これだけ見事に垢抜けた都会にはむしろ清々しさすら感じられるが、シンガポールでも感じたことだが、どうも飽きも早くきてしまうようだ。
受け取るものも受け取ったことである。まだ先は長いし、いつ気まぐれを起こして予定外の場所に行ってしまうか分からない。日程を詰めることができる所では詰めていこう…。

本来の性分である“移動型の旅人”に戻ってしまったようである。

午後からはムルデカ・スクエア(独立広場)近くの国立歴史博物館前日訪れた『国立博物館』とは別)を訪れる。展示品はそれ程多くないものの、石器時代からマラッカ王国、マレー連邦を経て現在に至る歴史がよく分かる博物館だった。

ムルデカ・スクエア
ムルデカ・スクエア
マスジット・インディア近くのアーケード街
マスジット・インディア近くのアーケード街

その後はムルデカ・スクエアやマスジット・インディアあたりをぶらぶらと歩く。
マスジット・インディア一帯はその名が示すようにインド人街になっている。
こうした多民族が混在する風景は確かに面白いのだが、同じく人種のるつぼとなっている香港あたりと比べると、何か刺激が少ない。
この「刺激の少なさ」こそ、クアラルンプールやシンガポールが私の心をいまひとつ掴まない大きな理由だった。
マレー鉄道の寝台車両
マレー鉄道の寝台車両

夜まで適当に時間を潰した後、20時半、KLセントラル駅でマレー鉄道に乗車した。
マレー鉄道の寝台車両は、これまでよく乗ってきた、進行方向に向かってベッドが横向きになっている中国の寝台車両とは対照的に、通路を挟んだ左右にベッドが進行方向に向かって立て向きに置かれている。各ベッドとも2段式で、結構広々感があって過ごしやすい。新しい車両なのか、清潔感もある。

21時。列車は北へ向けて出発した。

コメント(2)

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インド最南端の町にいる僕らからは同じ地球とは思えないです。
いつになったら現代文明のある街に戻ることができるやら・・・
予定では半年ぐらいはなさそうですけど・・・

シンガポールとこの街は、東南アジアの中では特殊な部類に入るんじゃないですかね。バンコクがどんな感じなのかを今、楽しみにしているところです。

インド最南端にたどり着きましたか。確かカーニャクマリでしたっけ?
インド最南端の岬から見るインド洋はいかがでしたか?

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