デリー-4 ~国立博物館、予防接種
2007年8月22日
ガンディー・スミムリティ博物館からコンノート・プレイス方向へ行く途中には国立博物館がある。
オールドデリーでは専らイスラム色のみを感じたが、この博物館はインドらしくヒンドゥー色の濃い内容だった。仏教の展示(ガンダーラ美術など)もあったが少しだけ。像などは大部分がヒンドゥーだった。
印象に残ったのは、ハラッパ遺跡の展示(ハラッパは現在パキスタン領だが)やインド絵画だった。インド絵画は輪郭や色づかいがはっきりとしていて、モデルを象徴的に描いている。個性は強烈に感じられるが、余りに漫画的にデフォルメされている印象で私はどうも好きにはなれなかった。
メイン・バザールに戻った後、ネパール・カトマンズで受けた予防接種の続きを受けにメイン・バザール内のクリニックに出向く。場所が少々分かりにくく、極めて小さいが、デリーで病気になった旅行者の多くがお世話になっているクリニックなのだ。
スケジュールでは、この日狂犬病の3回目、翌日破傷風の2回目、で終わるはずだった。しかし、医師が言う。
「これからインド、東南アジアと回るなら、腸チフス、脳膜炎、肝炎も必要ですよ」
医師の言うことには逆らえない。結局この日は狂犬病、腸チフス、脳膜炎3本の予防接種を受け、料金は9700Rs! 当然手持ちは無く、クレジットカードでの支払いとなった。
ワタルとその仲間の2人がダラムサラに向けてデリーを経つ。残る1人も翌日ロンドンに向かうという。
少し寂しくなったが、日本語の話し相手は翌日すぐに見つかることになる。
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