バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第3部 チベット

ラサ-12 ~ネパール行き同行者探し

2007年7月11日

昨夜宿に戻らず、皆で「ミッシングか?」を気を揉んでいたタカシが、朝になって戻ってきた。他の宿で日本人と話し込んでしまい、門限に間に合わなかったとのことだった。人騒がせといえば人騒がせだが、まあそういうこともあるだろうと笑って済ませられる程度のことだ。ともかく、無事で良かった。

この日も、ギャンツェ、シガツェ経由ネパール行きのメンバーは揃わず、ヨシヒロの海外旅行保険の期限が迫ってきていたこともあって日程短縮の方向で話を進めてきた。ところがこの日の夜、
「ギャンツェ、シガツェは諦めようかと考えています」
と、ヨシヒロが諦め顔で言う。ダイレクトでカトマンズを目指す者は多いので、確かに彼の場合、その方が安全策ではある。また、ワタルもダイレクトでのカトマンズ行きへと気持ちを変えつつあるようだった。
私はギャンツェ、シガツェは絶対に外せない。どうやら彼らとは別行動ということになりそうである。

2007年7月12日

朝、表のシャワールームでシャワーを浴びて部屋に戻る途中、何気なくキレーホテル中庭の掲示板を見ると、昨日までは見ていなかった日本語のビラが貼られていた。

一緒に行きませんか?ネパールに行く人を探しています
※画像は再現

まさしく、私が求めている仲間ではないか!?
筆跡は女性のもののようだ。それに「一緒に行きませんか?」という呼び掛け方が柔らかくていい。私の「同行者募集!」などという堅い書き方よりはるかに人を引き付ける。私ももう少し書き方を工夫していれば、もっと楽に人集めができていたかもしれない。

暫くして、ヨシヒロが部屋にやって来た。彼もヤクホテルで、私が先ほど見たのと同じビラを見たという。既にビラの主にも会っていて、男女各1名のペアらしい。
「でもやっぱり日程がきついので、ダイレクトで行きます」
もう一人のワタルも既にダイレクトでのカトマンズ行きに気持ちを固めていた。しかし私は、折角やって来た千載一遇のチャンスを逃したくはなかった。少し残念だが、彼らとは別行動になることが確定した。

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