バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

満洲(2006年)

延吉・1 ~朝鮮語の溢れる街


悪路の揺れに2時間ほど耐えた後、バスはようやく舗装道路に入り、夕方5時、延吉に到着した。
中心部と思われる場所でバスを降りたが、意外にホテルが見つからない。事前に目をつけていたホテルも、2件が潰れていた。
ようやく、路地裏に考世茂飯店という三ツ星ホテルを見つけた。三ツ星の割には安かったし、他を探すのも面倒だったので、ここに泊まることにした。 夜の延吉
夜の延吉。ネオンサインの中にはハングル文字も
延吉は、延辺朝鮮族自治州の州都であり、人口の半数以上が朝鮮族だ。
朝鮮族は、漢語よりもむしろ、朝鮮語を公用語としている。道行く人々は朝鮮語で会話をしており、看板には漢字のほかにハングル文字が書かれている。夜になって看板が見えなくなっても、ネオンサインのハングル文字が夜の延吉に浮かび上がっている。
北朝鮮国境の街・集安で肩透かしを食らった朝鮮族の雰囲気に、ようやく遭遇だ。
朝鮮料理の店で夕食を取ることにした。私は調子に乗って、知っている数少ない朝鮮語で注文をした。
「ビビンバ」
それが失敗だった。私が朝鮮語を話せると勘違いした店員は、私に朝鮮語でまくしたててきた。多分、「他には?」「お酒は?」などと言っているのだろうが、さっぱり聞き取れない。
慌てて漢語で「他の朝鮮語は分からない」と言ってもお構い無しだ。
極めつけはテレビである。スイッチを入れてみると、いきなり朝鮮語が聞こえてくる。韓国のKBSが放送されていたのだ。
延辺衛視も朝鮮語である。中国のドラマまでわざわざ朝鮮語に吹き替えて漢語の字幕を添えている。
やはりこの街では、漢語よりも朝鮮語のようだ。

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