四国100名城(2)―浦戸城ほか
2024年11月1日
この日の城巡りは高知城と岡豊城で終了だったが、今回の四国旅には城巡り以外にもう1つの目的があった。
それは、2017年の5月に少しやって以来7年以上途絶えていたお遍路だった。
旅の計画を立てていた当初は3日間で城巡りだけギチギチのスケジュールでしようと思っていたのだが、飛行機の都合で計画が4日間に延びてゆとりができたことから、それでは城巡りの隙間を埋めるという範囲内ではあるが、7年ぶりにお遍路を再開しようか、ということになったのだ。
この日は岡豊城を訪れた後、遍路道を30分ほど東へ歩いて第29番札所・国分寺へ。その後、高知市内へ戻る方向へバスで10分ほど移動し、第30番札所・善楽寺を参拝する。
第29番札所 国分寺
第30番札所 善楽寺お遍路のお参りのやり方を復習すると、
1. 山門で一礼して中へ
2. 手水場で手を清める
3. 鐘を突く
4. 本堂でお経をあげ、納め札を納める
5. 大師堂でお経をあげ、納め札を納める
6. 御朱印を頂く
という手順。初めてお参りした7年前は所作もお経もおぼつかなく、この日も久し振りと言うこともあってまだまだだった。
札所が開いているのは17時までのことが多く、この日はこれで終了。高知市内に戻り、あとはひろめ市場で夕食を、と思っていたのだが、また雨が激しくなり、宿近くのお食事処で鰹のたたき定食を頂いて済ませた。
2024年11月2日
四国2日目。この日は朝一番で高知随一の観光名所・桂浜を目指す。
但し、バスは終点の桂浜までは乗らず、1つ手前の龍馬記念館前で下車。高知県立坂本龍馬記念館はスケジュール的に時間が合わず、参観は叶わなかったが、訪れたかったのはそのすぐ近くにある場所の方だった。
浦戸城天守跡龍馬記念館のわきの高台にあったのは浦戸城(100名城、続100名城とも登録なし)の天守跡とされる場所。昨日訪れた岡豊城を本拠にしていた戦国大名・長宗我部元親が、地の利を求めて岡豊城からまず大高坂城(現在の高知城)に移った後、更に移って新たな拠点とした城だ。現在では天守跡のほか、石垣・堀切の一部、桂浜の坂本龍馬像近くの砲台跡を残すのみとなっている。
龍馬記念館から「椿の小径」を通って桂浜へ。きれいな砂浜が横たわっていたが、台風が日本列島をかすめていたため、空は曇り、海はやや荒れ模様だった。
桂浜
桂浜の坂本龍馬像高台の上に屹立する坂本龍馬像を拝んで、このエリアの探索は終了。桂浜のバス停から帰りのバスに乗る。
バス停の近くには桂浜ミュージアムがある。営業時間が私のスケジュールと合わず参観することはできなかったが、浦戸城の解説がされていたらしく、時間が合えば行ってみたかった。
第33番札所 雪蹊寺バスで高知市中心部方面へと向かうが、長浜のバス停で下車してちょっと寄り道。お遍路の第33番札所・雪蹊寺があったので参詣して御朱印を頂く。
これで高知の札所は3か所を参詣したが、残りはまだ12もある。しかし、今回は城巡りをメインにしていたので、スケジュールの都合により今回はここまでにして、次の機会に回すことにする。
次の目的地である讃岐の国(香川県)を目指し、高知駅から土佐と讃岐を繋ぐ土讃線の特急列車・南風10号に身を預け、土佐の国を後にする。
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