2022年5月6日
今回の100名城巡りは前日で終了していたが、九州旅行はもう少しだけ続く。
伊万里市内にはあちこちに伊万里焼が置かれている前日から宿泊した伊万里は、伊万里焼で有名な、陶器の街。街のあちこちに伊万里焼の作品が置かれている。
朝一番の長距離バスで福岡市へ。先日乗った福岡空港から太宰府に向かうバスでは大渋滞に見舞われたが、今回は渋滞も無く、ほぼ時間通りに博多に到着した。
宿に荷物を預けて、街巡りへ――とは言っても、今回は街の中心部ではなく、中心部から少し外れた場所へ向かう。
向かったのは、志賀島。今では細長い陸繋砂州で九州本島と常時繋がっているが、かつては潮が満ちると砂州は水の下に沈んで、島は本島と切り離されたという。島にはこの砂州に敷かれた道路をバスに乗って入った。
志賀島を有名にしているのが、先日福岡市立博物館を訪れた時に展示室で見た「漢委奴国王」の金印だ。志賀島の南岸にある金印公園は、その金印が1784年に出土した地と伝えられている場所である。
金印公園
「漢委奴国王」の印が模された記念碑博多湾を望む高台には「漢委奴国王」の印が模された記念碑が立てられていて、その横にはガラスケースの中に宙に浮くようにして金印のレプリカが置かれている。
金印のレプリカ今回の旅で訪れてきた城の中では、吉野ヶ里が弥生時代という桁違いの古さだったが、金印が漢の国から倭の国に与えられたのも弥生時代(57年)だ。記念碑と金印のレプリカ越しに博多湾を眺めながら、2000年という悠久の歴史の浪漫に思いを馳せた。
昼食に志賀島名物のサザエ丼を頂いた後、暫く島の南部を散歩した後、フェリーで博多港へ。
フェリーから望む志賀島来る時はバスだったが、お勧めの交通手段はやはりフェリーだ。海上から望む志賀島や博多のベイエリアの風景は格別だし、何より海風を受ける爽快感がある。
フェリーから望む福岡市ベイエリア
フェリーから望む博多港この日で帰るという選択肢もあったが、せっかく博多に来たのだから博多の夜も楽しみたいと思い、もう1泊。
博多の夜の楽しみと言えば、屋台。天神や中洲などでは夜になると屋台街が出現する。
天神の屋台街
博多とんこつラーメン19時半前。天神の屋台街は既に大盛況。ようやく空席を見つけて、博多名物・豚骨ラーメン等を頂く。思っていたよりあっさりしていたが、コクのある味わいだった。
今回の九州旅行はこれで終了。翌朝の飛行機で首都圏に戻る。
今回の100名城巡りは、5日間(旅行自体は6泊7日)で12城。いずれも初めての訪問で、久々に100名城スタンプを増やすことができた。
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