佐土原城
さどわらじょう
続日本100名城 No.196
- 場所
- 宮崎県宮崎市佐土原町上田島(地図)
- 築城時期
- 室町時代(14世紀半ば頃)
- 築城主
- 田島休助
- 主な城主
- 田島氏、伊東氏、島津氏
- 分類
- 山城(比高60m)
- 遺構
- 天守台、土塁、堀など
- 概要
-
14世紀半ば頃、伊東氏の一族田島休助により田島城として建てられる。戦国時代、本家筋の伊東氏が田島氏を滅ぼして入城する。1536年、田島城は焼失し、1543年、跡地に新しく鶴松城として建てられる。その当時の城主・伊東義祐は飫肥の島津豊州家と抗争してこれを圧倒し、佐土原城を本拠に48の支城(伊東四十八城)を擁して伊東氏最盛期を築き上げる。しかし1577年、義祐は高城の合戦で島津義久に敗北し、日向を一時的に退去。佐土原城には義久の弟・家久が入城。関ヶ原の戦いで西軍に与した島津豊久が討死にした際に天領となるが、1603年に島津以久が3万石の領主となって以降、島津氏が治めるところとなる。1625年、2代藩主忠興の代に山の上の建物を壊して山の下へ城を移す。明治に入り、1870年、広瀬に移転したことにより建造物は全て破却される(その移転も廃城令で立ち消えとなる)。
1993年、二の丸御殿の一部が復元される(宮崎市佐土原歴史資料館 鶴松館)。1996年の発掘で天守台跡が確認されるが、天守がいつ築かれたかは不明。2004年、国の史跡に指定される。
田島城、鶴松城の別名あり。
- 公共交通機関による
アクセス - JR日豊本線宮崎駅から西都バスセンター行きバスで交流センター前下車、登城口まで徒歩5分。
JR日豊本線佐土原駅から西都バスセンター行きバスで東春田下車、登城口まで徒歩10分。
- 100名城スタンプ
- 探訪記の該当部分
- 鹿児島・宮崎100名城(5)―佐土原城
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