津城
つじょう
続日本100名城 No.152
- 場所
- 三重県津市丸之内(地図)
- 築城時期
- 戦国時代(16世紀半ば)
- 築城主
- 細野藤敦
- 主な城主
- 細野氏、織田氏、富田氏、藤堂氏
- 分類
- 輪郭式平城
- 遺構
- 石垣、堀
- 概要
-
戦国時代に津を支配していた長野氏の一族の細野藤光が築いた安濃津城が起源。北は安濃川、南は岩田川に挟まれ、これを天然の外堀としていた。1568年、織田信長に侵攻され、1569年、信長の弟・織田信包が入城。信包は城郭を拡充。石垣、堀を築き、本丸・二の丸・三の丸を整備し、5重の天守と小天守を築いた(現存・復元せず)。豊臣秀吉の時代、城主は富田氏に替わる。富田信高は関ヶ原の戦いで東軍につくが、西軍の毛利秀元、長宗我部盛親軍に城を攻撃され、城の大半を焼失する(安濃津城の戦い)。江戸時代初期には藤堂高虎が城主となり、城を改修して輪郭式に変更する。以後、明治維新まで藤堂氏の居城となり、津は32万石の城下町として栄える。
明治の廃藩置県で廃城となり、建造物は破却されていく。その後、「お城公園」とし整備され、1958年、多聞櫓跡地にコンクリート製の丑寅櫓が復元されたが、場所も形も本来のものとは異なっている。
2005年、三重県指定史跡に指定される。
- 公共交通機関による
アクセス - 近鉄名古屋線津新町駅から徒歩15分
- 100名城スタンプ
- 探訪記の該当部分
- 三重100名城(1)―津城、伊賀上野城
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