二本松城
にほんまつじょう
日本100名城 No.11
- 場所
- 福島県二本松市郭内(地図)
- 築城時期
- 室町時代中期
- 築城主
- 二本松満泰
- 主な城主
- 二本松氏、伊達氏、蒲生氏、上杉氏、加藤氏、丹羽氏
- 分類
- 梯郭式平山城
- 遺構
- 天守台、石垣、堀切
- 概要
-
室町中期に畠山氏7代当主・二本松満泰が「白旗が峰」に築城した山城が始まり。伊達政宗が畠山氏を滅ぼしてこれを領したが、豊臣秀吉の奥州仕置で没収され、蒲生氏郷、上杉景勝などを経て江戸時代、丹羽光重が領主となり、大改修を行って山上の本丸の石垣や3重の天守を築き、山の麓にも城門(箕輪門)や城下町を整備する。明治の戊辰戦争では新政府軍に攻められ、少年兵による「二本松少年隊」も動員された苦戦で1日で落城。建物の多くが焼失した。1872年、廃城令によって残る建物も全て破却される。
現在は「霞ヶ城公園」として整備され、2007年、国の史跡に指定される。建物は麓の入り口の二階櫓・箕輪門・多門櫓が復元されたのみだが、山の上の本丸、天守台(天守が築かれた記録はない)や本丸直下に残る石垣が見事。しかし本丸の石垣は東日本大震災で損傷し、現在も修復作業が続いている。
霞ヶ城、白旗城の別名あり。
- 公共交通機関による
アクセス - JR二本松駅から箕輪門まで徒歩20分、駅内の二本松市観光案内所のレンタル電動アシスト自転車で10分
- 100名城スタンプ
- 探訪記の該当部分
- 福島100名城(3)―会津若松城、二本松城
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