五稜郭
ごりょうかく
日本100名城 No.2
- 場所
- 北海道函館市五稜郭町(地図)
- 築城時期
- 江戸時代末期(1866年)
- 築城主
- 江戸幕府
- 主な城主
- 箱館府知事、榎本武揚
- 分類
- 稜堡式
- 遺構
- 土塁、石垣、堀、兵糧庫
- 概要
-
1854年の日米和親条約締結により箱館が開港し、江戸幕府は函館奉行を函館山麓の基坂(現在の元町公園)に再配置するが、より防御に適したより内陸の柳野に移転。四方に土塁を築いてその中央に箱館奉行所を配置した。1866年、近世ヨーロッパ式の「稜堡」が5か所設置された星型の城として完成。しかし翌1867年、大政奉還による政権交代で新政府により箱館府が設置され、1868年、五稜郭は知事に引き渡され、引き続き政庁として使用される。同年、榎本武揚率いる旧幕府軍が進攻して五稜郭を占領するが、1869年、新政府軍の反撃を受け、土方歳三らが戦死、榎本らは降伏して、戊辰戦争を締めくくる箱館戦争が終了。五稜郭は新政府軍に引き渡された。
明治以降は陸軍の所管となるが、1914年、五稜郭公園として一般開放。1925年、内務省の管轄に変わり、史蹟に指定される。1952年には北海道では唯一の特別史跡に指定される。
亀田役所土塁、柳野城の別名あり。
- 公共交通機関による
アクセス - JR函館本線・いさりび鉄道函館駅から函館市電で五稜郭公園前下車、徒歩12分。
JR函館本線・いさりび鉄道五稜郭駅から函館市バス41系統で五稜郭下車、徒歩12分。
- 100名城スタンプ
- 探訪記の該当部分
- 東北・西北海道100名城(6)―五稜郭
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