チベット問題とは
特に2008年3月の「チベット騒乱」以降、「チベット問題」という言葉がメディアやインターネット上で頻繁に取り上げられるようになりました。
では、「チベット問題」とは一体何なのか。
チベットで何が"問題"になっているのか。
何となくしか分からない方、ほとんど何も知らない方も少なくないことでしょう。
筆者が認識している範囲内ではありますが、ここで「チベット問題とは何か」の基本的なことを記すことにします。
- チベットの人権問題――
不当な拘束、暴力、拷問、虐殺・・・
(1)名ばかりの人権に関する規定 / 不当な逮捕と拷問
(2)全てのチベット人が差別・迫害の被害者 / 20年間で不自然な死者120万人超 / 国際社会の反応 - チベットの宗教問題――
見せ掛けだけの信仰の光景の裏には・・・
(1)チベット人にとってのチベット仏教 / 中国共産党にとってのチベット仏教
(2)寺院の破壊 / 僧侶たちへの迫害 / 形骸化した信仰 / 指導者選出への介入 - チベットの民族的危機―― チベット人は、民族そのものの存亡の危機に立たされています
- 亡命するチベット人―― 彼らはなぜ、祖国を離れなければならないのか
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チベットの環境破壊―― チベットや中国だけでなく、グローバルな問題
(1)失われる森林・草原 / 荒廃する農地 / 鉱物搾取の影響
(2)核の汚染 / 侵される"アジアの水源" / 環境問題は"他人事"ではない