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モロッコ
- 概要
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アフリカ大陸の西北端に位置する国。東はアルジェリアに、西は大西洋に、南はサハラ・アラブ民主共和国(西サハラ。モロッコが不法に実効支配中)に面し、北はジブラルタル海峡を挟んでヨーロッパ・スペインと面している。
古くからベルベル人が住み、古代には沿岸部にフェニキア人の港湾都市が、内陸部にマウレタニア王国が栄え、紀元前2世紀にローマ帝国の支配下となる。8世紀、アラブ人のウマイヤ朝の支配の下、アラブ化・イスラム化が進む。その後は幾つものイスラム王朝が興亡し、一時はジブラルタル海峡を越えてイベリア半島にまで勢力を広げる。
17世紀、現在の王朝であるアラウィー朝が成立。ヨーロッパ各国と親和を計り、更にアメリカ合衆国を承認した国の第1号となる。しかし19世紀以降はイギリス、フランス、スペイン、ドイツなどのヨーロッパ諸国から標的とされ、1912年のフェズ条約でフランスの保護領となり、仏西条約で北部地域がスペイン領となる。
1956年、フランスから独立。スペインも「飛び地領」を残しつつモロッコから撤退する。リンなどの鉱業、オリーブなどの農業、観光業が盛ん。
気候は、アトラス山脈以北はおおむね地中海性気候(夏季は乾燥し、冬季は多雨)に、それ以南は砂漠気候に属している。
人口約3200万人、面積446,550平方km。首都はラバト、最大都市はカサブランカ。
通貨はディルハム(DH)。公用語はアラビア語、ベルベル語。宗教はイスラム教スンニが多数。民族は2/3がアラブ人、1/3がベルベル人あるいはその混血。日本との時差は-9時間(サマータイム時は-8時間)。
コンセントの形状はC
- ビザ(日本人の場合)
- 日本国籍で3か月以内の滞在であればビザは不要。
- 日本からのアクセス
- 日本からの直行便はなし。ヨーロッパやトルコ、エジプト、ドバイ、カタールなどでカサブランカへ乗り継ぎを。
- 主な都市・観光地(青字は到達済み)
- ラバト、カサブランカ、マラケシュ、フェズ、メクネス、シャウエン、タンジェ、セウタ、エッサウィラ、アガディール、ワルザザード、エルフード、メルズーガ、トドラ渓谷
- 当旅行記の該当部分
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※リンク先ページの[前][次]はエリア別ではなく「時期順」モードのものです。
モロッコ
・マラケシュへの道~18年ぶりのアフリカ大陸
・マラケシュ-1~眠らないジャマ・エル・フナ広場
・マラケシュ-2~史跡地区を歩く
・マラケシュ-3~スークを“迷う”
・マラケシュ-4~メナラ庭園とジャマ・エル・フナ広場の屋台
・サハラ砂漠への道-1~アトラス越え、アイット・ベン・ハドゥ、ワルザザード、カスバ街道
・サハラ砂漠への道-2~ダデス渓谷、トドラ峡谷
・サハラ砂漠への道-3~エルフード、リッサニ、そしてメルズーガ
・サハラ砂漠-1~ラクダに乗って砂丘を進む
・サハラ砂漠-2~夜明けのメルズーガ砂丘
・リッサニ―フェズ~砂漠から迷宮の街へ
・フェズ-1~迷宮の古都
・フェズ-2~王宮と、迷宮の居住区
・メクネス-1~丘の上の“癒やし”の古都
・メクネス-2~ララ・アウダ広場周辺の歴史の語り部
・メクネス-3~「風の道」を抜けて
・メクネス-4~迷宮、再び
・カサブランカ-1~西洋的な都会とメディナ
・カサブランカ-2~モスクと大西洋と旧市街