バンクーバー-5 ~キツラノ地区
2020年1月3日
明日の正午すぎには帰国の便が離陸するので、この日がバンクーバーでの、そしてカナダでの、事実上の最終日となる。
この日は先日の滞在でまだ訪れていない場所を足早に訪れることになった。
バラード橋
バラード橋からの眺め
ダウンタウンから歩いてバラード橋を渡って対岸のキツラノ方面へと出向く。下に見える水面は川ではなく入り江。北の方に目をやると、細い水路が広々としたイングリッシュ湾へと姿を変える光景を見ることができる。
まずはバンクーバー博物館へ――と思ったらまだ開館時間を迎えていなかったので、キツラノ地区を散策することにした。
キツラノの目抜き通り
キツラノの閑静な住宅街
キツラノはキツラノ・ビーチに抱かれた街で、バンクーバーきってのお洒落な店が建ち並ぶ街並みが売りだという。しかし、ビーチの季節ではないためか、はたまた博物館の開館前という早い時間だったためか、何か賑やかさに乏しかった。
目抜き通り以上に私の気持ちを引いたのは、住宅街だった。とても閑静であり、そして商店に負けじと、こちらの家々もお洒落なものが建ち並んでいる。
バンクーバー博物館
開館時間を迎え、今度こそバンクーバー博物館へ。1968年にカナダ建国100周年を記念して建てられた博物館だ。
先住民の時代から西洋人移民の時代、2つの大戦の時代、現代に至るバンクーバーの歴史が簡潔に纏められている。この地に生息する動物の剥製など、自然史に関する展示も行われていた。
バンクーバー博物館の、先住民の時代の展示
バンクーバー博物館の、日系カナダ人に関する展示
西海岸の街なので、アメリカ・ロサンゼルス同様、日本人移民もいたのではないかと思ったら、やはりあった。この地に渡ってきた日系カナダ人の歴史についても、1つの区画を割いて紹介がされていた。
英語のみの表記で、時間も余り無かったので、詳しく見ることはできなかったが、アメリカ同様、カナダでも日本人移民たちは国籍や肌の色、そして第2次大戦で敵国になったことなどから、計り知れない苦難を受けてきたようだった。
※日系カナダ人の歴史については、下記のページに詳しく記載されている。
「日系カナダ人の歴史」( National Association of Japanese Canadians)
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