バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

カナダ西部

ホワイトホース-1 ~ユーコン・ベリンジアと郊外のコテージ

2019年12月30日

この日の午前は移動になる。宿の朝食を頂き終えると、すぐにチェックアウト。バックパックを背負ってバンクーバー空港へ向かう。

11時、エアノース社の便が北へと向けて離陸する。次に向かうは、ユーコン準州の準州都であるホワイトホースだ。
バンクーバーを離れ、高度が安定しても暫くは上も下も雲という天気だった。しかし、30分ほどすると雲が次第に薄くなり、すぐ下に雪を被った山々が連なる光景が見えてきた。いわゆるカナディアン・ロッキーは今飛んでいるコースよりもっと東に位置しているのだが、それに連なるカナダの大地であることには違いない。 上空から見えるカナダ西部の山々
上空から見えるカナダ西部の山々
ホワイトホースの町並みが見えてきた
ホワイトホースの町並みが見えてきた
やがて、青空の下にホワイトホースの街が見えてきた。この天気なら、今回の旅で最大の目的であるあの天体ショーを見ることができる可能性は高いのではないか――期待に胸が踊った。

13時15分、ホワイトホース空港に到着。トナカイの剥製があしらわれたターンテーブルでバックパックを受け取った私は、宿へ向かう前にまず、空港から徒歩圏内にある観光施設へと向けて足を動かした。 ホワイトホース空港
ホワイトホース空港
ホワイトホースは北緯60度に位置する、もう少しで北極圏という北国だ。しかも季節は冬。最高気温が-10度を下回る寒さであり、折しも雪が積もっていた。しかしこの時は幸いにも日差しがあり、風も無かったので、そんなに寒くは感じられなかった。

まず見えてくるのが、交通博物館。小型の航空機を看板に、格納庫のような建物が並んでいる。しかし、ここにはあまり興味が無く、素通り。本命はもう少しだけ先にあった。 交通博物館
交通博物館
ユーコン・ベリンジア博物館
ユーコン・ベリンジア博物館
そして次に見えてきたのが、目指すユーコン・ベリンジア博物館だ。
世界地図を見ると分かるが、北米大陸とユーラシア大陸は極北のベーリング海峡を僅か85kmの距離で向かい合っている。ベリンジア(Beringia)とは、かつて氷河期にこの海峡が陸続きになっていた時のその「陸地の橋」の名前である。
この博物館は、氷河期当時のこの地の生態系・気象といった自然科学や、「橋」を渡ってこの地に移ってきた人々の様子を説明する人類学等の展示や映画上映が行われていて、小規模ながらも楽しむことができる。
目玉は何と言っても動物たちの骨格標本だ。一際存在感を放っているマンモスを筆頭に、サーベルタイガー、ジャイアントビーバー、ヘラジカなど、厳しい自然の中で生きていた動物たちの堂々たる姿が彷彿とされる。 ユーコン・ベリンジアのマンモス骨格
ユーコン・ベリンジアのマンモス骨格
1時間ほど参観したところで、宿の迎えが私をピックアップしに来た。この博物館を訪れることを予め伝えていたのだ。

今回宿泊する施設は、ホワイトホースのダウンタウンから18kmほど南下した郊外にある、Triple B Bed n Breakfast。部屋は丸太のコテージで、大変味わいがあり、居心地がいい。1人部屋なら220カナダドルと、1万円もしない費用で泊まれるのでお得感がある。但し、街からは離れていて、周りに店やレストランは無い。代わりに、宿のマダム・シャロンが食事等の世話をフレンドリー且つアットホームに焼いてくれる。 Triple B Bed n Breakfastのコテージ
Triple B Bed n Breakfastのコテージ
コテージ内部
コテージ内部
コテージの中で読書やインターネットやゲーム等で時間を潰しながら、夜を迎えた。
さすがに街から遠く外れているだけあって、星空が見事だ。オリオン座が何とか見える程度の私が住む日本の都会の空とは比べ物にならない数の星が、まさに宝石箱のように夜空に散りばめられている。 ホワイトホースの夜空
ホワイトホースの夜空。オリオン座などがよく見える
しかし、今回の目当てである「憧れの大空」は星空ではない。
それを見るには、日をまたいで更に夜が更けるのを待つ必要がある。眠い目をこすりつつ、普段なら眠りに就いている時間を起きて過ごした。

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