ストックホルム-3 ~ガムラ・スタンの王宮周辺
2018年1月6日
ユールゴーデン島から再びトラムに乗って、ストックホルム中央駅に戻る。
少し南へ歩くと、橋の向こうに石造りの立派な建物が見える。スウェーデンの国会議事堂だ。
国会議事堂
国会議事堂があるのは、ヘランズホルメン島という小さな島。議事堂の中を通る通路を突っ切るとまた橋があり、そこを渡った先はスターズホルメン島となる。
スターズホルメン島はガムラ・スタンという旧市街で占められていて、この旧市街こそが、ストックホルムの名所が凝縮された必見の場所である。
ガムラ・スタンの旧市街
リッターホルム教会
国会議事堂からこの島に渡ると、右手に立派な尖塔が印象的なリッターホルム教会が見える。更に南へ歩くと、今度は左手に大聖堂がある。いずれも13世紀創建という、歴史のある教会だ(リッターホルム教会は焼失後再建)。
大聖堂の方は中も覗いてみた。高い天井をレンガ造りの柱が支えていて、重厚さが感じられる。2階の大きなパイプオルガンが存在感を示していたほか、精緻な「セント・ジョージと龍」の像などの歴史ある美術品も、中世スウェーデン文化の高度さを物語っていた。
大聖堂
「セント・ジョージと龍」像
そして、このエリアで外してはならないのが王宮だ。王家の実際の住まいということになると先ほど訪れたドロットニングホルム宮殿に座を譲っているようだが、現在でも王室の事務所の所在地であり、公式行事や晩餐会が行われる重要な場であることには変わりない。築250年ほどの建物の外観は、きらびやかさは無いものの、質実剛健、重厚な威厳が感じられるたたずまいだ。
スウェーデン王宮
この日は土曜日で、12時15分から衛兵交代式が行われる。これは見逃したくなかったので、きっちり時間を合わせて訪れた。
衛兵交代式
内部は王族の居室、宝物の間などを参観することができるが、私に与えられたストックホルムでの時間は残りが限られていたので、王族の居室だけ参観させていただいた。
きらびやかな王宮内部
絵画や調度品が美しい
質実剛健とした印象の外見とは打って変わって、こちらは金の装飾、シャンデリア、絵画や調度品など、いかにも西洋の王族らしいきらびやかさに満ち溢れていた。
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