メリダ ~ゆったりとしたユカタンの州都
2016年10月18日
メキシコシティを出発したメキシコのLCC・インテルジェット社の便が到着したのは、ユカタン半島北部に位置する、ユカタン州の州都でもあるメリダだった。
空港からタクシーで市の中心部に移動。宿はカテドラル(大聖堂)のすぐ横にある、その名もHostal Catedral Mérida。チェックインするとフルーツジュースのウェルカムドリンクで出迎えてくれた。
Hostal Catedral Méridaのウェルカムドリンク
今回の旅では計9つの宿に泊まってきたが、結論から言うと、このホステルが一番いい宿だった。街の中心部にあって何かと便利であり、ドミトリーの部屋は清潔で快適であり、朝食は美味しくてメニューも充実しており、何よりスタッフがフレンドリーで親切だ。またこの街に来ることがあれば、絶対にまたここに泊まりたいと思えたcozyな宿だった。
2016年10月19日
宿の自慢の朝食を頂いた後は、メリダとその郊外の名所を見て回る。
メリダに来る人の多くは、その「郊外の名所」(別ページで紹介)が目当ての人が多いかもしれないが、メリダ自体も居心地のいい、素敵な街である。全体的には「これで州都なのか?」と思ってしまうほど小ぢんまりとした印象の、ゆったりとした雰囲気の街である。殆どの建物は一部の主要な建物を除けば2階建てがせいぜいで、道は基本一方通行で、車線は多くても2車線程度だ。
メリダの町並み
しかし、その小ぢんまり感が、昨日まで大都会メキシコシティに居た身にはいい癒しとなる。コロニアル様式の街の中心は、メキシコシティと同じようにソカロと呼ばれる広場で、その周囲にカテドラル、c、モンテーホの宮殿などの主要な建物が並んでいる。
メリダのソカロ。奥に見えるのがカテドラル
この街の見どころの一つは、ユカタン人類学博物館だ。メリダ周辺には多くのマヤ文明の遺跡があり、その出土品を集めた博物館である。トラロック神などの石像も見られたが、仮面が多く展示されている印象を受けた。マヤ文明において、仮面は何か特別な意味を持っていたのであろうか?
ユカタン人類学博物館
ユカタン人類学博物館の展示
もう一つは、先ほども挙げた、ソカロにある州庁舎だ。役所というだけでなく、2階部分は絵画のギャラリーになっていて、スペインによる侵略に至るマヤ文明の歴史の様子を描いた絵が並んでいる。しかし、私に絵心が無いためか、メキシコシティの国立宮殿で見た「メキシコの歴史」の壁画と比べるとどうもぼやけて分かりにくい印象を受けた。
ユ州庁舎
州庁舎の絵画ギャラリー
メリダ名物と言えば何と言っても、夜に曜日替わりで行われる歌や舞踊のショーだろう。この日は水曜日だったが、ソカロのモンテーホの宮殿をスクリーン代わりに何か映して音楽を流すというイベントが行われていた。
夜のイベント時のモンテーホの宮殿
夜のメリダは、至って健康的で治安が良いイメージを受けた。同じメキシコでも、夜となると怪しい雰囲気を若干感じなくもないメキシコシティとは随分様相が違う。
コメント(0)
コメントする