サンディエゴ-2 ~ダウンタウンをぶらり
2016年10月15日
メキシコ国境のサン・イシドロからサンディエゴ・トローリーでサンディエゴの市街に戻る。
ダウンタウン南端の12番街の駅で下りて軽く昼食をとった後、徒歩でダウンタウンをぶらり歩く。
サンディエゴはメジャーリーグのパドレスが本拠地を構える。その球場が、12番街駅近くにあるペトコ・パークだ。図らずもそのそばを歩いたが、私が渡米した時は既に公式戦が終わった後で、シーズン中の賑わいは影を潜めていた。
右側がペトコ・パークの壁
ダウンタウン中心部
その球場近くを起点に北へ延びているガスランプ・クオーター近辺をぶらぶら歩いてダウンタウン中心部を縦断し、宿のある丘の上のエリアに戻る。
その一帯は先述したように、リトル・イタリーと呼ばれる界隈で、20世紀中期に水産業に従事するイタリア人が居住していたエリアだ。道にはイタリア国旗の赤・白・緑の三色で彩られた飾り付けがされ、イタリアン・レストランやバーが建ち並び、街灯にはイタリアの映画スター等の写真が飾られている。イタリアに行ったことのない私には、いずれにしても同じ「西洋風」としか感じられなかったのだが、これが「イタリア風」というものなのだろうか。
リトル・イタリー
イタリアンレストランが軒を並べる
サンディエゴを出発するまでにはまだ数時間あったが、「14時から17時までスタッフがいない」というふざけた理由のために、14時少し前にR.K.HOSTELに戻ってバックパックを引き取る。ここからはバックパックを背負ったままのきつい街巡りとなってしまった。
朝方の散歩に引き続き、再び海の景色を求めて、シーポート・ビレッジの先にあるマリーナ・パークを訪れた。
マリーナ・パークから見える海
ダウンタウンから見える海は半島で閉ざされたサンディエゴ湾の内側なのだが、それでも海の景色は開放感があり、見ていて気持ちいい。
朝方の散歩でヨットハーバーに浮かぶヨットの群れを目にしたが、目の前の海には、そこに係留されているものの一部であろうヨットが帆に海風を受けて悠々と湾の上を走っている。
別の方向に目をやると、軍艦が見えたりもする。このサンディエゴが海軍の街として発展してきた証しだ。こうしたものを「格好いい」と思う人々もいるのだろうが、私に言わせれば単なる「戦争」という破壊と殺戮の道具でしかない。
陸の方に目をやってみると、こちらにも開放感のある景色があった。広々とした芝生の上で、人々が座ったりごろ寝をしたりして昼下がりのリラックスした時を過ごしている。その横には、根っこの近くからいきなり枝分かれしている巨大な樹木(Coral Tree = デイゴ らしい)が立ち並んでいる。
マリーナ・パークの陸側の風景
その向こうに見えるのが、サンディエゴの摩天楼群だ。サンディエゴには(私は訪れなかったが)バルボア・パークという、緑に包まれた巨大な公園があって都会のオアシス的存在になっているが、この海と巨木という自然の景色を見ていると、ここマリーナ・パークも「海辺のオアシス」と言っていい気がした。
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