帰国~“日常”から“日常”へ
2011年10月23日
午前0時35分。まずは香港を目指してジェットエアウェイのエアバスでデリーを後にする。
香港には午前8時ごろに到着したが、時差があるので飛行時間は僅か5時間。機内食を食べたりもしたので、睡眠時間はほんの少ししかとることができなかった。
ここでの乗継時間も5時間。長い時間だが、外に出るには短すぎる。空港内のWi-Fi(PCCWが使い易くて便利)でインターネットをしたり軽く食事をしたりして搭乗時間を待つ。
そして午後2時前、香港を出発。約4時間半後の午後7時すぎ、成田に到着した。
これで、今回の旅は終了した。
インドでの“非日常”から日本での“日常”に戻った――と、普通なら思うことだろう。
しかし、私の場合は違う。
私の場合、海外を巡ることは決して“非日常”などではなく、“日常”そのものなのである。
“非日常”なんて、言葉のあやだ。
どこにいようと、
どんな時を過ごそうと、
その時自分のいる場所、置かれいている環境こそが“日常”そのものなのである。
今回旅に出たのも、インド・ラダックという“日常”へと足を踏み入れたにすぎない。
この日の帰国も、インドという“日常”から、日本という“日常”に戻って来たにすぎない。
そもそも、海外に身を置くことがどうして“非日常”になるのだ?
同じ人間が住む場所に身を置き、同じ地球の上にいるという意味では、日本にいることと何も変わらないではないか。
だから、日本に戻ってきたからと言って、特に何も感慨は無い。
場所が違うというだけで、明日も昨日までと同じ“日常”が始まるだけのことである。
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