レーに見るチベット仏教
2011年9月23日
レーに来てはや13日目になる。ここまで、レーで何度も目にしながらここで書いていなかった、レーに見るチベット仏教について少々書くことにする。
<レー・ジョカン(ゴンパ・ソマ)>
チベット本土の首都・ラサの中心寺院がやはり「ジョカン」であることから連想されるように、レーの、と言うよりラダックの仏教の中心寺院がここである。周囲のゴンパに比べて規模は小さいこともラサのジョカンと同じだったりする(とは言ってもラサのジョカンはレーのものよりもずっと大きいが)。それでも中心寺院であることに変わりはなく、礼拝者は後を絶たない。ロサル(チベット正月)やラダック・フェスティバルの際にはイベント会場にもなる。
<マニ車>
中に経典が入っていて、1度回すとお経を1回唱えたのと同じ功徳が得られるという。高さ数メートルの大規模なものから、寺院等の周囲に幾つも連ねられている中規模のもの、手に持って回すことのできる小規模なものと、大小さまざまある。特に大規模なものは、1回回すたびに「カラーン」という鈴の音が鳴り響き、これがラダックはじめチベット文化圏を象徴する音になっていると言ってもいい。
<タルチョ>
青・白・赤・緑・黄の5色の祈祷旗。表面には経文やルンタ(風の馬)などが描かれている。風にはためくごとに功徳が得られるという。寺院などの仏教施設以外にも、一般の家屋や自動車の中などにも張られている。(写真はレー王宮にて)
<マニ壇>
石に経文やマントラを刻んだマニ石を奉納した壇。
現地はレーほどにネット環境が整っていない。ザンスカールにはインターネットカフェがあるという噂も耳にするが、自分の目では未確認だ。
その間、ブログの更新は元より、メールの送受信すらままならない状態になる。
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