パンゴン・ツォでホームステイ(1)
2011年9月21日
この日はパンゴン・ツォのほとりで一夜を明かす。泊まるのはゲストハウスではなく、民家の一部屋を利用した雑魚寝部屋だ。このような宿泊形態を、ラダックでは「ホームステイ」と呼ぶ。
私たちが泊まったのは、スパンミクの山側の斜面を少し上がった所にある民家だ。若い夫婦と、老夫婦の4人で経営しているアットホームな所だ。皆穏やかないい人柄で、おじいさんは足が悪いものの気持ちはまだまだ元気である。
日が暮れるまで辺りの写真を撮り歩く。高台から望むパンゴン・ツォとその向こう側に見える山々の景色は雄大であり、その手前に見える農村風景は牧歌的で、自然とスローライフという2つのテーマが実によくマッチしている。
民家の台所で料理を準備する奥さん
「おかわりはいかが? どんどん食べてください♪」
こういう温かさもホームステイらしくていい。
食事が終わり、外に出てみると、レーやストクで見る以上に見事な星が空を彩っていた。天の川まではっきりと見ることができる。(写真撮影は失敗)
気がかりだったのは夜寝る時の寒さだった。今回初めての寝袋の出番か?とも思ったが、外の寒さと比べ、室内は暖房も入っていないのに十分に暖かい。服装をしっかり重装備にすれば、備え付けの綿の掛け布団1枚で十分に快眠できた。
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