ティクセ・ゴンパ(2度目)
2011年9月21日
午前5時すぎ、まだ真っ暗な中、宿を出て(チェックアウトは前日に済ませた)ジョカンの前に向かう。5時半に迎えの白いTOYOTAイノーバが来ることになっている。
ちょうど5時半。言われた通りの車が来たので近寄ってみたが、
「いや、私は1人のラダッキ(ラダック人)を迎えに来たのです」
とのこと。あれ?おかしいな、と思っていたら10分ほどして白いイノーバがもう一台来た。
「ストクへ?」
その通り。この車が正解だ。同じ車がこんな早朝のほぼ同じ時間に来るなんて、よくできた偶然があったものだ。
ストクに着く頃には辺りも明るくなっていた。先日お世話になった「にゃむしゃんの館」でもう1人の日本人・吉田さんをピックアップしていざ、本日の最初の行き先に出発である。
最初に訪れたのは、先日も訪れたティクセ・ゴンパである。この日は特別に朝のお勤めを7時から公開していたのだ。
この日は晴れていて先日よりもいい写真が撮れた。
本堂では既に儀式が始まっていて、中ではお坊さんたちが着座して、時折楽器を鳴らしながらお経を唱えている。そしてその間を、小僧さんたちがツァンパ(麦こがしの粉末)とバター茶を着座しているお坊さんたちに給仕して回る。
暫く読経が続いた後、その場にいた俗人の客たちが、ご本尊等にお祈りするよう促される。他の皆さんが手を合わせてお祈りをする中、私は先日このゴンパの大仏殿でやってすっかり慣れてしまったようで、ご本尊とダライ・ラマ法王の写真の前ではしっかりと五体投地をさせていただいた。
貴重なものを見させて頂いたが、これは今回のお出掛けでは前座に過ぎない。私たちは次の場所へ向かうべく、再び車上の人となった。
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