サパ-1 ~山岳民族の里
2007年11月29日
ベトナムに入国した時点での暖かさとは打って変わって、サパの夜は冷え込んだ。朝も寒さが残っていたが、頑張って散歩に出る。
教会前の広場
サパはベトナム北辺の標高1600mの高地に位置する、教会とその前にある広場、そして市場を中心とした小さな街である。そして、雲南を彷彿とさせる民族衣装を着た山岳民族の里でもある。
ここに住む主な民族は、モン族、ザオ族、ザイ族、タイ族、ハニ族など。特に黒モン族や赤ザオ族の姿をよく見かける。
午後からも街中へ出てみる。道を歩いていると、旅行者に土産物を売ろうとする民族衣装姿の人々がかなり多く、しかもかなり粘り強い、と言うか、しつこい。こちらが幾ら「要らない」と意思表示しても立ち去ろうとしないのである。愛嬌があって憎めないのだが、それでも余りにしつこくつきまとわられるといい気分がしない。
そこで、私は土産物探しには広場の傍らなどでよく営まれている露店を利用している。露店なら、こちらが歩き去ってもひたすら追いかけてくるようなことがない。何も買わなくても、冷やかしているだけで結構面白かったりする。
モン族の女性たち
広場前で露店を営む赤ザオ族
しかし、街中だけで彼らの様子を見るだけではもの足りない。明日は街以外の場所に出向いて彼らの生活を垣間見る予定である。
再び夜。またしても冷え込む。
「寒いね…」
同室の韓国人の男性にそう言うと、
「そこ(入口そばのベッド)は寒いでしょう。扉の上、ガラス入ってませんよ」
―― 寒いはずだ。
空いている他のベッドの毛布もかき集めて、ようやく快適に寝ることができた。
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