バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第7部 マレー半島、タイ

バンコク-スコータイ ~大都市から一時避難

2007年10月8日

黄色いポロシャツ
バンコクの仕事着?黄色いポロシャツ
朝一番でバンコク・カオサン通りの宿を出て、北バスターミナルへ向かう。
ちょうど通勤タイムで、509番のバスの中は黄色いポロシャツを着た地元民で混雑していた。

<後日談>
帰国後知ったところによると、黄色は国王のシンボルカラーであり且つ月曜日のカラーであり、月曜日になると国民は国王に敬意を表して黄色いシャツを自発的に着るとのことである。折しも、この日は月曜日だった。

北バスターミナルで長距離バスに乗り、9時すぎ、出発。暫くは都会の風景だったが、1時間もするとのどかな田園風景に変わっていき、時折かなり規模の大きい寺院も見られた。

15時すぎ、バスはスコータイの街外れバスターミナルに到着。ソンテウ(荷台を座席にした乗り合いトラック)で街まで移動し、TRゲストハウス(シングル150B)に入った。

スコータイは、タイ族史上最初の国・スコータイ王朝が興った街である。
但し、当時の史跡が残っているのは街外れで、街中はかつての都とは思えないほどひなびている。ワット・ラジタニーという小さな寺院があるぐらいでこれといった見どころは無い。
それでも、小さい街なりの活気がある一方で、バンコクのような喧騒が無くのんびり落ち着くことができる所である。大都市から一時避難して心の洗濯といこう。

スコータイの街中
ひなびたスコータイの街。左がワット・ラジタニーの門
小僧さんたち
ワット・ラジタニーの小僧さんたち

屋台で夕食を済ませた後、ゲストハウスの談話スペースで日本人ツーリスト4人と歓談した。
その中の、大学浪人中という青年がこんなことを言っていた。
「今まで日本人とか日本人宿とか避けて回ってきたけれど、こういうのもたまにはいいですね」
確かに、わざわざ海外に出てまで日本人とばかり接触するのは ―― という考え方もある。しかし、今回の私のように長旅をしていると、やはり同じ国の人との歓談はほっとさせられる。それに、日本人ならではの情報を交換できるのも大きなメリットである。

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