バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第7部 マレー半島、タイ

バンコク-4 ~バスから見たバンコク

2007年10月6日

午前中、長距離バスターミナルの様子を見に行くため、バンコクで初めて市バスに乗ってみる。

今回乗ったのは、北バスターミナルとカオサン・ロードを結ぶ159番のバス。ところがこの路線、最短コースを走らずにあっちこっち曲がりながら進む上に、バンコク名物の渋滞に何度も引っかかってしまい、なかなか目的地に着いてくれない。(カオサンから北バスターミナルへ行くならコースの短い509番の方がいい)
それでも、街の要所を走るので、車窓の風景を楽しむことはできる。
(以下は北バスターミナルからカオサン・ロードへの復路のコース)

バスは北バスターミナルから南へ進み、戦勝記念塔のあるロータリーを通過する。

戦勝記念塔
戦勝記念塔
サイアム地区
あか抜けた繁華街・サイアム地区

その後、サイアム・スクエアやセントラル・ワールド、そして伊勢丹などもある繁華街・サイアム地区を通る。3日間見てきたバンコクの中で、一番あか抜けていてお洒落なエリアだ。

それから更に暫く進み、ホワランポーン駅を通り過ぎたあたりで、急に通り沿いの看板に「中国城」などといった漢字が増えてきた。チャイナタウンである。
チャイナタウン
チャイナタウン
細い道の両側にレストランや金行(なぜか『銀行』ではない)がずらりと軒を並べていて、車窓越しに見ているだけでも熱気と活気が感じられる。
レストランの看板に多く見られるのが、「燕窩」そして「魚翅」。それぞれ、ツバメの巣とフカヒレのことである。値段も100B、200Bといったものでそう高くもない。

激しい渋滞で、北バスターミナルからカオサン・ロードまで1時間ほどかかってしまった。とはいえ、バンコクという都市がどのようなものかがよく分かる典型的な場所を辿る路線で、一度は乗ってみる価値がある。

カオサンに到着する頃には昼食時になっていた。
屋台街を歩いていると、一つの店が出しているメニューに、タイといえば真っ先に頭に浮かぶ料理の名前を見つけた。
トムヤムクン
トムヤムクン
 トムヤムクン
日本でも何度か味わったことのある料理だが、やはり一度は本場で食べてみたいと思っていたピリ辛スープを、その屋台で迷わず注文する。
辛いもの大歓迎の私にとって、トムヤムクンの辛さはさほど舌を刺激するものではない。しかし、体の内側から刺激されて、頭や肉体が活性化されるような感覚だ。

体が活性化されたところで、今度は自分の足で、バンコクの街巡りに繰り出した。

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