第5部 北インド、パキスタン
2007年8月6-29日
ひたすら中国を回り続けていた頃から既に「中国以外の国も歩きたい」という思いは既にあった。
その筆頭が、インドだった。
混沌、照りつける太陽、ガンジス川、ガンディー、モスク、街中を闊歩する牛、カレー、ヒンドゥー教、仏教発祥の地――私が抱いていたインドへのイメージはそんな通り一遍のものではあったが、そのいずれもが私を強く惹きつけていた。
中でも私を惹き付けたのが"混沌"だった。日本や一時在住していた中国・大連といった余りに整然としすぎた環境に刺激が感じられなかったからだろう。果たしてインドは、カルチャーショックを受けることに快感すら感じるようになった私を存分に満足させてくれた。
そして、今回の旅の中で何人ものバックパッカーから呪文のように聞かされてきた、インドの隣国・パキスタンのある地名――その"呪文"が、旅に出る前には全く行くことを考えていなかった私をパキスタン行きにいざなった。
その筆頭が、インドだった。
混沌、照りつける太陽、ガンジス川、ガンディー、モスク、街中を闊歩する牛、カレー、ヒンドゥー教、仏教発祥の地――私が抱いていたインドへのイメージはそんな通り一遍のものではあったが、そのいずれもが私を強く惹きつけていた。
中でも私を惹き付けたのが"混沌"だった。日本や一時在住していた中国・大連といった余りに整然としすぎた環境に刺激が感じられなかったからだろう。果たしてインドは、カルチャーショックを受けることに快感すら感じるようになった私を存分に満足させてくれた。
そして、今回の旅の中で何人ものバックパッカーから呪文のように聞かされてきた、インドの隣国・パキスタンのある地名――その"呪文"が、旅に出る前には全く行くことを考えていなかった私をパキスタン行きにいざなった。
<当時のレート>
・1インドルピー(Rs)≒3.2円
・1パキスタンルピー(Rs)≒2.4円