バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第1部 香港、大陸中国東中部

襄樊、武当山 ~道教の世界遺産

2007年5月24-25日

襄樊古城
襄樊古城
24日、列車で湖南省張家界から湖北省北部の襄樊に移動し、駅前の宿で1泊する。

襄樊は、三国時代には曹操、孫権、劉備が覇を競った地だ。劉備が諸葛亮を3度訪れたといわれる(三顧の礼)場所・古隆中もあるが、私は諸葛亮が好きではないのでここには行かなかった。
中心部から漢江を渡り、かつての名前を残す襄陽というエリアに行くと、唐代創建の襄樊古城や、昔の雰囲気を再現した北街などを楽しむことができる。

この街では古城や北街を巡るにとどめ、次の目的地・武当山への拠点となる街・十堰へと移動する。

2007年5月26日

武当山へは、十堰の列車駅近くにある南バスターミナルからアクセスする。 天柱峰頂上近く
急勾配が続く天柱峰頂上近く

武当山は、漢代以来の道教の聖地。険しい山の中に築かれた道観などの建築物は世界遺産に指定されている。

山門に到着し、場内バス(無料)で中観という場所まで移動。初めはそこから歩いて上ろうかと思っていたが、余りに険しい山を目にして断念。ロープウェーで金頂景区に上る。
ロープウェーを下りた先も急勾配。よじ登るようにして最高峰の天柱峰を登り、海抜1612mの山頂にある金殿に到着する。思いの外小さな祠だ。

下りはロープウェーを使わずに徒歩で行く。しかし、この山の急勾配は下りと言えども気を遣わさせられる。
三天門、二天門、一天門、黄龍洞、榔梅洞と進み、南岩景区に歩き着く。
かなり立派な道観を参観し、更に足を進めると、南岩宮がある。殆ど垂直の断崖にへばり付くように建てられている、一風変わった風景を演出している寺院だ。

南岩景区の道観
南岩景区の道観
南岩宮
断崖にへばり付くように建つ南岩宮

南岩宮から更に紫霄宮まで歩き、そこからは場内バスで下山する。
武当山はそれ程悪い所ではなかったが、道教の宗教的な価値が分からなかったこともあって、世界遺産としてはいまひとつな印象だった。

夕方までに十堰に戻る。それからすぐに洛陽行きの夜行バスに乗って、湖北省から河南省への移動の途に就く。

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