長沙、岳陽 ~岳麓書院、馬王堆古墳、洞庭湖
2007年5月17日
岳麓書院
長沙に来るのは2度目。今回は湘江西にある岳麓山を縦断し、岳麓書院を参観した後、16年前にも訪れた湖南省博物館を訪れ、馬王堆古墳の漢代の女性のミイラと再度対面した。
どうも愛機のデジタル一眼レフカメラの調子が悪い。夜、宿でシャッターを開きながら手入れしていたが、誤ってシャッターを壊してしまい、とうとう使用不能になってしまった。
写真を撮ることも私にとって、旅の目的の一つである。カメラが無いと先が続かない。翌朝は観光に出かける前にカメラを買い換えることが先になった。中国のデジタルカメラは物価に不相応な値段の高さである。今回の旅で最初の、痛い余計な出費になってしまった。
2007年5月18日
前のものから比べると明らかなグレードダウンであるキヤノンのコンパクトデジカメを長沙駅前で買った後、バスで岳陽へ向かう。
岳陽も前回訪れてはいるが、あの時はどんよりとしていていい景色の洞庭湖を見ることができなかった。16年ぶりのリベンジに向かうという訳である。
洞庭湖を眺める前に、まず三国時代の呉の武将・魯粛の墓が近くにあるというので墓参に出かける。場所が分かりにくく見つけるのに苦労したが、何とか辿り着くことができた。
名将の墓は管理する者も見当たらず、荒れ果てていた。
魯粛墓
洞庭湖
湖畔の岳陽楼から洞庭湖を望む。今回は割と天気が良く、すっきりとした眺めを見ることができた。
夕方に列車で別の街へ移動することになっていたため、帰りの足は余裕をもって戻ることのできる列車を選んだ。
しかし、大改正後のダイヤが大混乱。列車は50分遅れで20時すぎ、長沙に到着した。
次に乗る列車は20時19分出発。私は猛ダッシュで駅に隣接する宿に戻り、預けていたバックパックを背負って猛ダッシュで駅に入る。身分証チェックを「あと3分しかない!」とすり抜け、既に閉じられていた改札を開けてもらって地下道を猛ダッシュしてホームに着くと、運良く階段を上ってすぐの所に私の乗る車両があった。
私が飛び乗って1分ほどで列車は出発。車内販売の水を買って飲み、ようやく落ち着くことができた。