2014年始め‐富士五湖
2014年1月1日
本年も宜しくお願い致します。
富士山麓(河口湖)での年越しとなった2013~2014年の年末年始。その一番の目的は、恐らく言うまでも無いだろう。
初日の出だ。
しかし、河口湖で初日の出となると、富士山とのコラボ写真は少々難しい。前日に偵察した結果、今回の行動範囲内ではここがベストポイントだろうと判断した場所でも、APS-Cの一眼レフカメラでレンズ18mm(フルサイズ27mm相当)という広角装備でも、上の写真のようにぎりぎりだ。河口湖なら、北岸で富士山が見える最西端である湖北ビューラインあたりまで行った方がいいかもしれない。
より大きな地図で 河口湖初日の出撮影ポイント を表示
宿の朝食で、元日限定サービスの雑煮をいただいた(前日大晦日には年越しそばも出していただいた)後、周遊レトロバスで河口湖駅に向かうが、日の出の時は雲ひとつ無かった富士山に、ちょっと雲がまとわりつき始める。今日の富士山はややご機嫌ななめか?
河口湖駅でバスを乗り換え、西湖方面へ。1年前に同じ路線バスで向かおうとしたものの雪でバスが立ち往生して行くことを断念した場所だが、今回は天候も良く、難なく西湖湖畔に着くことができた。
最初に訪れたのは、青木ヶ原樹海の一角にある富岳風穴だった。
マグマたぎる火山のイメージとは裏腹に、ここ富岳風穴は氷柱が立ち、無数のつららが垂れ下がり、天然の冷蔵庫になっている。冬だからということではなく、夏でも内部の気温は3度程度だという。なので、この季節に来るのではなく、夏の暑い時期に涼みに来る、といった楽しみ方の方が正しかったのかもしれない。
そこから次の目的地へは、青木ヶ原樹海を抜けて行く。
とはいえ、遊歩道が整備されている場所を歩いている限りでは、道標もあり、時にはベンチも地図もあり、携帯電話の電波も弱いながら届いており、人を寄せ付けぬ自殺の名所、というイメージは全く無い。普通に森林浴をしている感覚だ。
樹海を抜けた先の西湖いやしの里根場で一休み。先ほどバスで通過した時に食事処が店を開いている様子を見て「ここまで来れば確実に昼食にありつくことができる」と思って来ただけだったのだが、茅葺屋根の家屋が建ち並び、富士山を一望することもできるなかなかのスポットだ。
しかし、その富士山は、先ほど見た時よりもご機嫌ななめで、雲がかなりかかっていた。
西湖のビューポイントに着いた頃には、富士山にかかる雲は更に厚さを増し、富士山の顔をすっぽりと覆ってしまっていた。
これが精いっぱい。
暫く粘ってみたがタイムリミットとなってしまった。
「今回は無理だな・・・」
諦めて帰りのバスに乗って河口湖に戻ってみると・・・
さっきまでの雲は何だったんだ??
今年も富士山は何度も訪れるだろうが、やはり天気には泣き笑いさせられそうだ。
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