九合目―九合五勺
2022年8月5日
15時16分、九合目を出発。
天気が回復し、九合目からの登山は至極快適だった。酸素が薄いので多少息は上がるが、特に高山病の兆候も無い。
ただ、先ほどの九合目では一面の青空だった山頂方面の空は、次第に青空半分、雲半分という感じになってきた。
九合五勺の山小屋が見えてきた次の目的地、と言うよりこの日の目的地は、九合目と山頂のちょうど中間地点にある九合五勺。すぐに山小屋が見えてきて、15時51分、九合五勺の胸突山荘に到着した。
九合五勺。の山小屋・胸突山荘この日はここで1泊。ここのところランニングをしていて体力の低下を感じていて、一気に山頂まで登る自信が怪しかったので1つ手前で泊まることにしたのだが、この調子であれば一応のタイムリミットである18時までの登頂は余裕でできていたように思われる。
胸突山荘の寝床
中に入って寝床に案内されるが、途中雨に降られた(ちなみに山小屋スタッフの話によると、九合五勺では雨は殆ど降らなかったらしい)ため、ザックやレインウェア等、濡れたアイテムはビニール袋に入れて山小屋の床を濡らさないように要められた。
富士山の山小屋と言えば狭い中ぎゅうぎゅう詰めにさせられるイメージがあるが、世はコロナ禍。「密」は避ける必要がある。今回の山小屋ではグループごとに飛沫防止のカーテンで仕切られ、比較的ゆったりとしたスペースで寝ることができた。
夕食も密を避けるため、グループ分けをして時間をずらしてという方式だった。
夕食のメニューは、富士山の山小屋定番のカレーライス。明日の登頂に向けてエネルギーを蓄える
夕食のカレー
さて、明朝の起床だが、富士山の山小屋の朝は午前4時、というのがこれまでのイメージだった。しかし、この胸突山荘では、山頂で御来光を見ることを目指す登山者が多いことから午前2時あたりから起床が始まるという。
私は既に山頂からの御来光は2017年と2018年に見ているので、そこまでこだわってはいなかったが、目が覚めた時の状況を見て御来光に間に合うよであれば目指そうか、という緩い感覚で行くことにして、20時ぐらいに就寝。今回は高山病の兆候がほぼ無かったので、快適に寝ることができた。
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