6合目―馬返
2021年8月6日
12時36分、6合目を出発。登りの時と同じように吉田口登山道を、1合目・馬返しを目指して山道を下る。
途中の山小屋・星観荘で、最後の水分購入。甘さも欲しくなっていたので、ここではコーラを買った。
6合目から18分ほどで5合目に到着。ここを過ぎると森の中に入り、富士山が見えなくなる。名残を惜しむように富士山を振り返る。
5合目で、最後に富士山を振り返る
5合目の山小屋・佐藤小屋から下って、舗装道路を過ぎると、いよいよ森深い下り道だ。
昨日登った森の中の道を、この日はひたすら下る。下りなのだから登りよりは楽――なはずだったが、どうしたことだろう。登りでは標準コースタイムを遥かに上回るペースで歩けたのに、今回は足取りが重く、コースタイム内で歩くことができない。
恐らく、2日間の疲れが溜まってきたのだろう。特に、山頂~6合目を猛スピードで下ってきたのが仇となってしまったのかもしれない。
所々で適宜体を休ませながら、着実に進む。
14時24分、1合目の鳥居を通過。そして14時33分、ゴール地点の馬返に到着。今回の登山が終了した。
15時35分の最終バスに間に合わせようと山頂~6合目を超ハイペースで進んできたが、1時間も早い到着となった。もうちょっとペースを落としてもよかったようだった。
水分もほぼ尽きかけていたが、5合目の佐藤小屋を過ぎると補給ポイントは無く、馬返のバス停にも自動販売機の一つも無い。唯一あるのが馬返と1合目の間にある茶屋・大文司屋。バスの時間になるまでここで一服することにした。
大文司屋は、その始まりが江戸時代にまで遡るという、老舗の茶屋だ。登山者のほか、トレイルランをする人々の憩いの場となっており、和気藹々とした雰囲気に疲れた気持ちが癒された。
バスで馬返を出発。途中、吉田口登山道の本当の出発地点である北口本宮冨士浅間神社の脇を通る。
今回の疲れ様を見ると、ここをスタート地点にしての吉田口登山道完全制覇は、もっと体力を付けないと無理なようだ。
北口本宮冨士浅間神社
富士山駅から見えた富士山
富士山駅に到着後、食事等のため、富士急行線で河口湖駅に移動する。
富士山駅のホームから、富士山が見えた。西の中腹あたりに雲がかかっていたが、登山道のあるあたりはすっきりと見えていた。今回の富士登山は最初から最後まで、実に天気に恵まれた。
※
これで5度目の富士山登頂となるが、一番人気の吉田ルートを登るのは、今回が初めてとなった。
自分にとっての未踏のルートも少なくなってきた。次はいよいよ...
御殿場ルート登り、かな?
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