本8合目―山頂
2021年8月6日
7時3分、本8合目を出発。一気に山頂を目指す。
ここからは吉田ルートと須走ルート共有の登山道となる。そのためか、人口密度が少し高くなった気がした。
酸素の薄さもあって、ここから山頂までは標準コースタイムより少し速い程度のペースで歩き進んだ。
8合5勺の山小屋・御来光館を経て、7時44分、9合目の鳥居に到着。ここまで来ると、山頂の山小屋がはっきりと見える。ゴールは目前だ。
9合目の鳥居
山頂手前の狛犬
8時17分。山頂手前の狛犬と鳥居を通過。そして、8時20分...
今回も、無事登頂することができた。
今回も無事登頂
山小屋・山口屋支店――があったはずなのだが更地になっていた場所の前にある展望台に立つ。2016年の初登頂以来毎回来ている場所だが、今回は今までとは違う感慨があった。
何度目の青空か...
いや、
頭上に青空が広がっていたことは以前もあったが、山頂から青空の下に下界までクリアに見えたのはこれが初めてだった。
富士山頂から下界を望む
初めて富士登山にチャレンジした時からの目標だったが、これまではずっと雲に阻まれてきた。今回、5回目にしてようやくその目標を実現することができた。
富士山頂からこれだけ景色が見えるのは初めて
これだけ条件が良ければ、「あれ」を見ることができるかもしれない。山小屋・扇屋でホットドリンクを頂きつつ、店員さんに話を聞いたところ、
「この時間だと、大沢崩れのあたりで見られるかもしれませんね」
とのこと。
富士山頂を一周する「お鉢巡り」は、いつもは時計回りに巡っているが、大沢崩れは反時計回りに行った方が早い。私は休憩もそこそこに、いつもとは逆回りでお鉢巡りを開始した。
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